よりよい未来の話をしよう

SDGs-03-すべての人に健康と福祉を

映画『52ヘルツのクジラたち』杉咲花インタビュー(後編) 「想像もできない日々を送っている人たちを他人ごとにしない」

『52ヘルツのクジラたち』主演の杉咲花へのインタビューを前後編で実施。後編は、相手に反応する演技手法から、他者と関わることまで幅広く問いかける。杉咲花と映画解説者・中井圭との対談形式でお届けする。

119番をかけるとき、あなたは何ができる?みんなで考えたい救命処置

現在、救急車の稼働率はどれくらい増加しているのだろうか?本記事では救命活動の現状について紹介。また救急隊が来るまでに私たちができる救命活動について、筆者が受けた救命講習の体験も交えてレポートする。

映画『52ヘルツのクジラたち』杉咲花インタビュー(前編)「画面には映らない、映画の裏側に確かにある葛藤と意志」

『52ヘルツのクジラたち』の劇場公開を前に、本作主演の杉咲花へのインタビューを実施した。前編となる今回は本作制作の舞台裏において、俳優の枠を超えて活動する杉咲花の葛藤と努力が明かされる。杉咲花と映画解説者・中井圭との対談形式でお届けする。

コンパクトシティとは?その意味や目的、メリットや事例を徹底解説!

コンパクトシティとは、高密度で多機能な都市計画を指す。この記事では、コンパクトシティの理論、その環境的、経済的、社会的利点と課題を探求する。世界中の事例を通じて、スマートシティとの関連や、持続可能な都市開発のための計画と戦略を詳細に解説し…

【連載 好きなことを、好きな場所で】様々な土地のメンバーと「深呼吸」を広めていく

様々な土地で好きな仕事に就く方に話を聞く連載「好きなことを好きな場所で」。第5回は、池田佳乃子さん。経営する会社・HAAには様々な土地のスタッフがおり、自身も東京と別府で二拠点生活を行う。場所に縛られず、好きなことを実践するその経緯や方法とは。

その情報、誰かを置き去りにしていない?「障がい者とインターネット」の現在地

私たちは日々多くの情報に囲まれており、適時適切な情報取得が命につながることもある。とくにインターネットは日常に必要不可欠な要素にになってきているが、まだまだアクセスできない人も多い。「障がい者とインターネット」の観点から、情報バリアフリー…

『ふたりぱぱ』みっつんさんと考える男の子も女の子も性教育を学ぶ大切さ

YouTuberとして活動する『ふたりぱぱ』みっつんさんのインタビュー。10代の男の子に向けて書かれた本『RESPECT〜男の子が知っておきたいセックスのすべて〜』を翻訳するに至った経緯やそこに込めた思い、また性の話題がタブー視される社会で1人ひとりが取り…

クィアベイティングとは?その意味や具体例、クィアコーディングとの違いを徹底解説

クィアベイティングは、クィア当事者ではない人がクィアを装うことや、クィアであるかと匂わせるような行動・演出をすることで、注目を集めるマーケティング手法のこと。本記事では、クィアベイティングの定義や起源、クィアコーディングとの違いを解説。さ…

SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)とは?その意味や概念、世界各地の取り組みを徹底解説

SRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)は個人の性的、生殖の健康と権利に関わる重要なテーマ。本記事では、SRHRの基本定義からその歴史的背景、具体的な概念まで詳細に解説する。世界各地の現状や、権利に関する課題にも深く触れる。個人と…

減りゆくドナー登録者。骨髄バンクをドナー以外にも知って欲しい理由とは

日本骨髄バンクのドナー登録者数が10年以内に22万人減るという。より多くの人の認知と登録に向けて、骨髄バンクが行なっている活動とは?ドナー登録者以外にもそのことを知って欲しい理由と、そのための取り組みについて話を伺った。

【連載 好きなことを、好きな場所で】東京から、介護を明るく変えていく

様々な土地で好きな仕事に就く方に話を聞く連載「好きなことを好きな場所で」。第4回は、上条百里奈さん。モデルなどメディアの場で活動する彼女だが、中学生のときから一貫して介護職に従事している。介護業界を好きになったきっかけや、現在の活動について…

エシカルファッションとは?その意味やファッション業界が抱える課題、取り組みに向けた方法を紹介

エシカルファッションとは、エシカル消費の考え方に基づいて持続可能性と社会的責任を重視したファッションのことを指す。本記事では、理念から、市場におけるその現状、さらには個人が意識的にエシカルファッションを選択をするための方法に至るまで網羅的…

モラルハラスメントとは?具体例や対処法、ミソジニーとの関連性を解説

モラルハラスメントとは、精神的な圧迫やいじめ、人間関係の葛藤を引き起こす行為や言動のことを指す。本記事では、モラルハラスメントの起源と定義から、その深刻な影響、さらにはミソジニーとの関連性に至るまでを包括的に検討する。職場や日常生活での対…

シンパシーとは?その意味やエンパシーとの違い、「同情」の力とその影響について

シンパシーとは、他人の感情や視点を理解し、共有する能力のことを指す。本記事では、シンパシーの定義、エンパシーとの違い、心理学的な側面から深遠な影響、そして日常生活への適用に至るまでを幅広く解説する。人間関係の形成から社会全体の協調性まで、…

ソーシャル・キャピタルとは?意味やメリット、事例・活用方法について

ソーシャル・キャピタルは、社会的なネットワークや関係性、信頼、規範などによって形成される価値ある資源を指す。これらは個人やグループ、そして社会全体の行動や活動を容易にし、生産性向上の効果があるとされている。本記事では、その定義と利点から、…

「ワーキングプア」の意味とは?社会問題としての深刻な現実について解説

「ワーキングプア」の意味とは?社会問題としての深刻な現実について解説

「死のリデザイン」に取り組む「さだまらないオバケ」とは何者なのか

日本は、人口のうち65歳以上の人が28%以上を占める超高齢化社会に突入した。このままいけば、2036年には3人に1人が65歳以上の高齢者になるとされている。 その先に待ち受けるのが、「多死社会」だ。日本における死亡者数は1975年頃から増え始め、2021年には…

マイクロマネジメントとは?その意味と具体例、ストレスフルな日々から脱出する方法を徹底解説

マイクロマネジメントとは、上司が部下の仕事を過剰に管理し、細かい指示を出すマネジメントスタイルのことである。チームのモチベーションを下げ、ストレスを引き起こす可能性がある。この記事では、マイクロマネジメントの定義やその問題点、上司との向き…

若者のアルコール離れは本当に問題なのか?

若者のアルコール離れの実態 「若者のアルコール離れ」という言葉が使われるようになって久しい。確かに筆者自身も含め、あまりお酒を飲まない若者は割と多いと感じる。実際のところどうなのか、気になって調べてみた。 以下のグラフは、1999年と2019年の世…

三原勇希が女性だけのランニングコミュニティ GO GIRL を運営するわけ|よりよい未来の仕掛け人

未来を担う次世代のリーダーたちに、新しいアイデアや仕事のヒントを提供するウェブメディア「FINDERS」と、あしたメディアがコラボレーション。「よりよい未来」を作るための企画を考える「仕掛け人」たちと、その企画を取材します。 今回は、3月21日にマラ…

星野概念さんとメンタルヘルスの話を少しずつする

日々上がったり下がったりする気分について、あるいは憂鬱(ゆううつ)の正体について、誰かに相談した経験はあるだろうか。 近年、メンタルヘルスについて話すことや、精神科やカウンセリングといった専門機関を訪れることのハードルを下げるための発信は増…

止まらない日本の少子化。母親・家族像の「あるべき論」も影響している?

2022年11月、世界の人口が80億人に達した。このままいくと、2080年代には約104億人となりピークに達する予定だ。(※1)一方で日本では少子化が叫ばれて久しく、様々な子育て支援策が打ち出されている。私たちの生活では少子化を課題とする声が日常になりすぎ…

「どの口が何言うかが肝心」――日本語ラップの「メッセージ」と「主体」

ヒップホップは、日本語ラップはこの社会に対して、なにを歌ってきたのだろうか。あるいは、日本語ラップは日本社会においていかなる位置を占めているのだろうか。アメリカで、ヒップホップと社会が強い結び付きを得たのは一般に、伝説的な1曲とされるGrandm…

「月経を理解する1つの選択肢に」男性が月経痛を体験してみた。

筆者は男性だ。 月経をよく理解している男性はどれぐらいいるのだろうか。ある調査によると「生理について理解があるか?」と言う質問に対して「はい」と答えた男性は44.8%で、「いいえ」と答えた男性が41.5%であった。(※1)わずかではあるが、はいと答え…

こどもの視点から考えるソーシャルグッド

©️「こどもの視展」ITOCHU SDGs STUDIO 大人用につくられた世の中で、こどもたちは暮らしてる。 このタイトルは、2022年、ITOCHU SDGs STUDIOで開催された体験型展示『こどもの視展』のために書いたコピーです。このイベントは私たち「こどもの視点ラボ」が…

11月から東京都全域で導入。パートナーシップ宣誓制度を通じて考える結婚

2022年11月1日から、東京都でパートナーシップ宣誓制度が導入された。 筆者がそのニュースを見たのは2022年9月の自身の結婚に向け、事実婚について調べていた時だった。筆者とパートナーはお互いに「自分の苗字でいたい」という気持ちや、結婚にまつわる周囲…

ガスライティングとは?その意味、精神的虐待の特徴、対処方法を解説

「ガスライティング」という言葉を聞いたことがあるだろうか。これは精神的虐待の一種で、意図的に間違った情報を与えたり嫌がらせを繰り返すことで、次第に被害者自身が自分を信じられないようにする手法である。この記事では、ガスライティングの詳しい意…

銭湯で「好き」を仕事にした画家・塩谷歩波  【止まった時代を動かす、若き才能 A面】

2019年末から世界を侵食し、今なお我々を蝕むコロナ禍。失われた多くの命や、止まってしまった経済活動や、浮き彫りになった価値観の衝突など、暗いニュースが多い現在。しかし、そんな閉塞的な空気の漂う今でも、むしろ今だからこそ、さらに自身のクリエイ…

すべての女性にスポーツを。マタニティコレクション「ナイキ(M)」に込められた思いとは

2022年8月9日、株式会社ナイキジャパン(以下、ナイキ)は、世界中の女性たちの妊娠期間とその後をサポートするマタニティコレクション「ナイキ(M)」の国内展開を開始した。ナイキ(M)は2020年に北米、ヨーロッパ、アフリカで販売が開始されたコレクショ…

「温泉異能セッション」vol.1 辻愛沙子さん×水野祐さん

社会にインパクトを与える異才を持つ、異業種のゲストを2名迎えて、温泉宿で社会を前進させるヒントを語り合う「あの人の温泉ワーケーション」から派生した不定期連載企画「温泉異能セッション」。初回となる今回は、神戸の中心地「三宮」から車で5分ほどの…

小林涼子が描く、おいしいものが食べ続けられる未来

映画、テレビドラマなどに出演し、俳優として活躍している小林涼子さん。そんな彼女は、最近もう1つの顔を手にした。“起業家”としての顔だ。2021年に株式会社AGRIKOを起業し、2022年5月には生まれ育った世田谷区にあるOGAWA COFFEE LABORATORY 桜新町の屋上…

子どもたちの未来に伴走する、認定NPO法人カタリバ「キッカケプログラム for ヤングケアラー 」

このところ「ヤングケアラー」という言葉を耳にする機会が一気に増えた。そう感じる人は、筆者だけではないだろう。ヤングケアラーとは、一般に「本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども」とされている。家庭におい…

“いまこの時”を支援する せかいビバークの善意の輪とは

先日タイムラインを何気なく見ていると、なじみの本屋さんが「『せかいビバーク』の物資受け取りスポットになりました!」と投稿していた。「せかいビバーク」。気になって調べてみると、生活困窮者に対して一晩を明かすための緊急支援物資を提供する活動の…

サッカーを通じて実現するインクルーシブな社会 北澤豪さんインタビュー

日本障がい者サッカー連盟(以下、JIFF)(※1)は、東京パラリンピックの種目としても採用されたブラインドサッカーをはじめ、障がい種別ごとにある7つの障がい者サッカー団体を統括し、障がいの有無に関わらず全ての人がサッカーを楽しめる環境整備を進めて…

連載「あの人の温泉ワーケーション」vol.2  水野祐さん(法律家)

温泉旅館に泊まり、休みつつ仕事をする「温泉ワーケーション」。この温泉ワーケーションを毎回多彩なゲストに体験してもらいながら、あしたをよくするヒントについて伺う不定期連載企画が「あの人の温泉ワーケーション」だ。2回目となる今回は、クリエイター…

連載「あの人の温泉ワーケーション」vol.1 辻愛沙子さん(株式会社arca クリエイティブディレクター)

今こそ、「温泉」の出番かもしれない。コロナ禍で浸透したリモートワーク。通勤のストレスは無くなったかもしれないが、自宅での仕事で肩こりや腰痛に悩んだり、部屋に閉じこもっていて心が落ち込んだりなど、心身の疲れが溜まっている人も多いのではないだ…

福祉で彩られる日常が、ありふれた光景に。 株式会社ヘラルボニー 松田崇弥さんインタビュー

「いつかヘラルボニーという言葉が、概念になったら嬉しい。」 そう語るのは、株式会社ヘラルボニーの代表取締役社長、松田崇弥さん。ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、福祉を起点に新たな文化を創ることを目指す“福祉実験ユニット”だ…

街中にもっと授乳室を。ポータブル授乳室「mamaro™」が目指す授乳に優しい街とは?

ある日たまたま耳にした「mamaro™」(※1)。気になって調べてみると、その正体は“ポータブル授乳室”だという。なんでも、街中における授乳室不足の解消を目指しているようだ。 私は結婚もしていなければ出産経験も無い。聞くところによると、子育て中のお母…

美男美女しかいないディストピア ~多様な世界には、多様な広告が必要だ~

僕には、知的障がいのある弟がいる。 ...と書くと、数々の困難やそれを乗り越えた感動のストーリーを期待されるかもしれない。 しかし、残念ながら、そういう内容は本稿には出てこない。 障がいのある弟の存在は僕にとってただの日常であり、それ以上でも以…

あしたメディア in Podcast #7- #8 シオリーヌさんと考える「あしたの性教育」とは

「社会を前進させる取り組み」をテーマに様々な切り口から“いま”知りたい情報を発信する「あしたメディア in Podcast(全16回)」。メインMCを務めるのは、ラップデュオchelmicoのRachelさんと映画解説者の中井圭さん。この記事では、第7回(1月24日配信)と…

「無関心」を「関心」へ フォトジャーナリスト 安田菜津紀さんインタビュー

私たちが生きる社会には、さまざまな課題や困難が存在する。それは自分に直接ふりかかってくるものもあれば、自分とは関係ない場所で、でも確実に誰かを苦しめている場合もある。 2011年3月11日に起きた「東日本大震災」から10年あまりが経つ。震災が起きて…

すべての人に、深呼吸する時間を。 株式会社HAA 池田佳乃子さんインタビュー

「日常に、深呼吸を届ける」2021年11月から12月にかけて、クラウドファンディングサービスのMakuakeで別府の天然温泉成分を使った入浴剤(HAA for bath)が販売された。結果、開始1日足らずで目標金額の50万円を達成。さらにクラウドファンディング終了時に…

「ダンスの裾野を広げたい」 CyberAgent Legit TAKUMIさん・地獄さんインタビュー

2020年8月、ダンス界に新たな風が吹いた。日本発のプロダンスリーグ「D.LEAGUE(以下、Dリーグ)」が発足したのだ。国内外で活躍するダンサーが集結し、2年目を迎えた21-22シーズンは、全11チームが12回にわたるROUND(ステージ)で凌ぎを削りCHAMPIONを目指す…

できないことじゃなくて、できることに注目する。 「アートリップ」で創造するウェルビーイングな暮らし

日本は世界一の寿命を誇る国だ。平均寿命はもちろん「自立した生活ができる期間」を指す健康寿命においても、日本は世界一という結果になった。(※1)高齢化が進むなか、それに伴う健康や医療体制の充実は長年のテーマとして語られてきた。例えば、認知症患…

この絵文字の意味知っていますか?絵文字から読みとく多様性

いつの間にかテキストコミュニケーションにおける重要な一部を占めるようになった絵文字。友人や家族などとのLINEやメールではもちろん、仕事上の会話でも絵文字を使っているという人も少なくないだろう。筆者含め、デジタルネイティブの世代にとっては、物…

歌声の裏で響く声に耳を傾けて。アーティストのメンタルヘルスケアを考える

コロナ禍、数多くの文化施設が休業に追い込まれ、ライブやコンサートが軒並み中止となった。仕事を失い、生活への不安に苛まれたアーティストやスタッフたちの中には、精神的に追い詰められてしまった人も多かっただろう。 国内では「芸術は不要不急」との声…

「もし自分が着るんだったら」から始まる福祉 平林景さんインタビュー

フリルのついたシャツに長い巻きスカートの男性がSNSのタイムラインに現れた時には、思わず何度も画像をタップしてしまった。筆者が見たその投稿の主は、平林景さん。「福祉業界のおしゃれ番長」を名乗り、一般社団法人日本障がい者ファッション協会(以下、…

性教育は、コミュニケーションの勉強? 『SEX EDUCATION』で知る・わかる包括的性教育

withコロナ時代の今、日頃の娯楽としてネットフリックスやアマゾンプライムなどの映像コンテンツを楽しむことは当たり前になりつつある。そのなかでも一定数のファンを持ち、度々話題に上がるのが、『SEX EDUCATION』シリーズだ。一見、一般的な学園ドラマに…

どう見えるか、ではなくてどう在るか。 鍛えられるのは筋肉だけではない。

トレーニング機器に足をかけてポーズをとる友人。最近、SNSでこういった投稿をよく見かける。コロナが流行し始めてから、同じような投稿が一気に増えたように思う。SDGsの目標にも「すべての人に健康と福祉を」という項目がある。健康でいるに越したことはな…