COLUMN
私たちがイメージする「動物観」は、誤解が多い?実は知らない動物たちの生態について、動物行動学の専門家である新宅広二さんに解説いただく。|新宅広二 生態科学研究機構理事長。専門は動物行動学と教育工学で、大学院修了後、上野動物園勤務。狩猟免許を…
俳優・プロデューサーの佐藤玲(さとうりょう)。ドラマ・舞台・映画で活躍する彼女は2023年の秋、ロンドンへ留学。本コラムは、彼女が現地で感じた発見を等身大でお届けする。第7回目は、「劇場」について。舞台で活躍する彼女が見る、その歴史と今のあり方…
TBSテレビにて毎週金曜日22:00から放送されている『不適切にもほどがある!』。脚本は、同局で『木更津キャッツアイ』、『ごめんね青春!』、『俺の家の話』などを手掛けた宮藤官九郎。本稿ではドラマ考察者の大島育宙が、宮藤官九郎の過去作品から『不適切に…
社会性を帯びながらも、アート映画シーンをけん引し続けるフランス映画の最前線に触れる「横浜フランス映画祭2024」を紹介する。|矢田部吉彦 映画の配給と宣伝・ドキュメンタリー映画のプロデュース・フランス映画祭の業務に関わる。東京国際映画祭 プログ…
俳優・プロデューサーの佐藤玲(さとうりょう)。ドラマ・舞台・映画で活躍する彼女は2023年の秋、ロンドンへの留学を決意した。このコラムは、初のロンドン留学で彼女が現地で感じた発見を等身大でお届けする。第6回目は、イギリスのパブ文化について。日本…
SDGs理念に真に向き合うには、知力と精神力が必要だ。その定義の重心不定さゆえ、SDGsは政治等思想の浸透に利用される危険性もある。ドイツの現状を軸に考える。|マライ・メントライン 1983年ドイツ生まれ、日本在住。職業は「ドイツ人」。
俳優・プロデューサーの佐藤玲(さとうりょう)。ドラマ・舞台・映画で活躍する彼女は2023年の秋、ロンドンへの留学を決意した。このコラムは、初のロンドン留学で彼女が現地で感じた発見を等身大でお届けする。第5回目は、滞在中にインフルエンザに罹患した…
その国や文化について知る手立てともなるのが映画祭だ。数ある個性的な映画祭のなか最も尊敬している、「イスラーム映画祭」について紹介する。|矢田部吉彦 映画の配給と宣伝・ドキュメンタリー映画のプロデュース・フランス映画祭の業務に関わる。東京国際…
俳優・プロデューサーの佐藤玲(さとうりょう)。ドラマ・舞台・映画で活躍する彼女は2023年の秋、ロンドンへの留学を決意した。このコラムは、初のロンドン留学で彼女が現地で感じた発見を等身大でお届けする。第4回目は、食品ロス対策アプリを通じて考える…
アメリカのトランプ元大統領やイスラエル...現代のさまざまな社会において、民主主義の仕組みが人権侵害等を排除できない例が散見される。ビジネスがこの状況を解消する可能性とは?最新の広告クリエイティブ事例と共に解説する|橋口幸生 クリエイティブ・…
2023年10月、突然はじまったハマスによるイスラエルへの攻撃。このような世界の惨事に接したとき、映画祭は何ができるのか、そして映画祭は「中立」たりえるのか、そうあるべきなのか。|矢田部吉彦 映画の配給と宣伝・ドキュメンタリー映画のプロデュース・…
俳優・プロデューサーの佐藤玲(さとうりょう)。ドラマ・舞台・映画で活躍する彼女は2023年の秋、ロンドンへの留学を決意した。このコラムは、初のロンドン留学で彼女が現地で感じた発見を等身大でお届けする。第3回目は、ロンドンのクリスマスの様子と、そ…
YOASOBI、藤井風、新しい学校のリーダーズ、XG...いま、国内外で日本のポップミュージックに注目が集まっている。何がその起点となったのか?2015年にリリースされた星野源とceroのアルバムに着目する。|つやちゃん 文筆家。メディアでの企画プロデュースや…
俳優・プロデューサーの佐藤玲(さとうりょう)。ドラマ・舞台・映画で活躍する彼女は2023年の秋、ロンドンへの留学を決意した。このコラムは、初のロンドン留学で彼女が現地で感じた発見を等身大でお届けする。第2回目は、ロンドンの交通事情について。
2023年5月に開催されたカンヌ映画祭の一部門「監督週間」が東京で開催される。映画業界の“いま”が詰まった映画祭とは。|矢田部吉彦 映画の配給と宣伝・ドキュメンタリー映画のプロデュース・フランス映画祭の業務に関わる。東京国際映画祭 プログラミング・…
俳優・プロデューサーの佐藤玲(さとうりょう)。ドラマ・舞台・映画で活躍する彼女は2023年の秋、ロンドンへの留学を決意した。このコラムは、初のロンドン留学で彼女が現地で感じた発見を等身大でお届けする。第一回目は、ロンドン留学を決めた経緯につい…
近年、AIの進化と活躍が目覚ましい。しかし、ビッグデータを踏まえ事象に対する解法を提示するはずのAIが、人類が直面する「環境問題」という大きな危機に対して、何らか指針を語ったのを見たことがない。なぜなのだろうか?|マライ・メントライン 1983年ド…
優兼プロデューサー:河野知美さんインタビュー。最新作『水いらずの星』で表現したかったこととは。|矢田部吉彦 映画の配給と宣伝・ドキュメンタリー映画のプロデュース・フランス映画祭の業務に関わる。東京国際映画祭 プログラミング・ディレクター歴任。
ソーシャル・グッドの本質的問題とは、私的利益と公的利益の合致(もしくは相反)にある。一見有用に思える「効果的な利他主義」も、本質的にはソーシャル・グッドから遠ざかるのはなぜか?その歴史的背景について、『羊たちの沈黙』や『わらしべ長者』とい…
周りが新しい生き方へと変わっていき、自身も「人生のプライオリティ(優先順位)」を考えるようになった。どんな人生が「幸せ」なのだろうか。わたしはどう生きたいのだろうか。忙しい人生に向き合い、俳優業と農業のパラレルキャリアを歩むようになった。…
ChatGPTは、生成コンテンツの質を高める過程で労働者の人権を侵害する恐れがある対して、注目されるのが「憲法AI」が採るアプローチだ。AIの倫理的な利用推進と国際社会における人権について考える。|橋口幸生 クリエイティブ・ディレクター、コピーライター
2000年代からルーマニア映画が新しい波に乗った。「ルーマニアン・ニュー・ウェーヴ」と呼ばれる飛躍の時代にルーマニア映画は何を描いたのか。|矢田部吉彦 映画の配給と宣伝・ドキュメンタリー映画のプロデュース・フランス映画祭の業務に関わる。東京国際…
ドイツの若い環境活動家たちが「環境保護のためのウクライナ戦争停止」を訴えている。これは自分たち世代の「未来の生存権」に向けた行動であり、「意識高い系」で留まる話ではないようだ。日本も学べる点があるのだろうか?|マライ・メントライン 1983年ド…
フランスを代表する映画監督セドリック・クラピッシュ。ヨーロッパ危機や社会価値の変容、映画規範の変化を経て、アップデートされ続ける彼の作品づくりとは。|矢田部吉彦 映画の配給と宣伝・ドキュメンタリー映画のプロデュース・フランス映画祭の業務に関…
ソーシャルグッドを志すブランドが、ウォークという言葉で批判されるようになっている。これからのソーシャルグッド、そして広告はどうあるべきなのか。いくつかの事例から探る。|橋口幸生 クリエイティブ・ディレクター、コピーライター。『100案思考』『…
日本の夏は戦争映画の夏でもある。セルゲイ・ロズニツァ監督作品をいま日本で公開する意味とは―サニーフィルム有田氏インタビューとともに探る。|矢田部吉彦 映画の配給と宣伝・ドキュメンタリー映画のプロデュース・フランス映画祭の業務に関わる。東京国…
私たちの生活に密接する「食事」。私たちが何を食べようか迷っている裏側で、食糧難に陥っている人々もいる。さらに、日本人は「毎日114gのご飯を捨てている」現状もある。このような中で、いま一度「フードロス」や「フードウェイスト」を考えてみようと思…
宮﨑駿監督の10年ぶりの新作『君たちはどう生きるか』が公開中だ。絶賛の声もある一方、「わからない」との声も聞かれている。私たちは宮﨑氏の映画から何を受け取るか。「下の世界」、「石」、そして「アオサギ」というキーワードを軸に、現実に立脚した作…
環境先進国と言われるドイツでは、SDGsに対して実利ある取り組みを行っているのだろうか?「カーボン・ニュートラル学校」のエコ教育プログラムからその実態を探っていく。|マライ・メントライン 1983年ドイツ生まれ、日本在住。職業は「ドイツ人」。
『Anatomy of a fall』 Copyright 2023 Les Films Pelléas/Les Films de Pierre 2023年5月にカンヌ映画祭が華やかに開催され、日本映画の受賞のおかげで国内でも大いに報道された。日本映画以外にも注目作は多く、今年はどのような傾向があったのか、あるい…
5月に開催されたG7広島サミット2023は、大方の人が大成功と評価しているようだ。歴史上初めて、G7のリーダー達が揃って原爆資料館を訪問し、慰霊碑に献花をした。ウクライナからゼレンスキー大統領が来日した。それは核兵器反対のメッセージ(結局、核抑止に…
二ノ宮隆太郎監督新作『逃げきれた夢』(6月9日公開)が、2023年の第76回カンヌ映画祭(5月16日~27日)の「ACID」部門に選出された。独特の世界観とテンポを持つ二ノ宮監督の才能は早くから注目されており、これまでも海外映画祭への出品は少なくなかったが…
「SDGsって知ってる?」と言えば、ネットの情報ストリームに身を浸している人のおおかたは「知ってるよ」と即答できよう。そこで「じゃあ、意味は?」と問えば、 【肯定派】私たちが暮らす環境を守り、私たちの精神性を向上させる指針ですよ! 【否定派】意…
TÀR/アメリカ/2022年 © 2022 FOCUS FEATURES LLC. 2023年3月に行われた米アカデミー賞では下馬評通りに『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022)が圧倒的な存在感を発揮し、これをもって2022年の賞レースを巡る喧騒もひと段落した感…
就職時に“一生涯の職を選ぶ”人が大多数を占め、大手企業に入ることこそ「正解」と言われていた時代から、世の中は少しづつ変わってきた。 「リモートワークを主軸にした2拠点生活」「卒業してすぐの起業」コロナ禍を経て、キャリア形成の仕方や働き方がどん…
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(以下、『エブエブ』)は、2023年3月12日(米国ロサンゼルス現地時間)に開催されたアカデミー賞にて、今回最多の7冠を獲得した。個人的には、この映画が成し遂げた数々の快挙は自分ごとのように嬉…
2023年3月2日、世界銀行が190の国と地域における経済や職業格差の調査結果を発表した(※1)。日本のランクは104位で、先進国で最下位。OECD加盟38カ国の中でも最も低い数字となった。「年金」や「資産」「育児」などでの男女格差は少ないものの、「職場」や…
©Alexander Janetzko/Berlinale2023 2023年の2月16日から26日にかけて、ベルリン映画祭が開催された。伝統的に「社会派」と呼ばれることが多く、LGBTQ+という言葉が世間に定着する遥か以前より「レズゲイ」映画を積極的に上映し、コンペティション部門で「…
© Paul Smith 個人差はあるだろうが、現代を生きるにおいて「正しさ」、いわゆるポリティカル・コレクトネス(以下、PC)を全く意識しないという人はいないだろう。ソーシャル・メディアで発信することが日常となり、「社会的に間違っていないこと」にいかな…
アート鑑賞の魅力を発信する機会を、再びいただけたことに感謝したい。 あしたメディアのコラムでは、現代アート作品の鑑賞を通じて見ず知らずの世界に対して想像力を働かせたり、関心を持ったりすることや、写真表現を通じて考える他者理解について執筆して…
アニメやゲームの女性キャラクターをモチーフにした広告の炎上が後を絶たない。昨年末も駅構内に掲出された広告に対して議論が起きた。不特定多数が目にする広告として性的過ぎるという意見もあれば、表現の自由の範囲内と擁護する意見もあった。 その是非に…
昨今、「持続可能」や「SDGs」ということばを耳にしない日はない毎日だが、そもそも「持続可能」とはなんだろうか。改めて辞書を引いてみると、”将来にわたって持続的・永続的に活動を営むこと”とある。また、「持続可能」ということば自体が、「sustainable…
「ノンシャラン」という言葉をご存じだろうか。1980年代くらいまではよく使われていた気がするけれども、最近は耳にすることがめっきり減った。もとはフランス語の「nonchalant」という形容詞で、「のほほんとした」「無頓着な」「無関心な」「冷淡な」とい…
ヒップホップは、日本語ラップはこの社会に対して、なにを歌ってきたのだろうか。あるいは、日本語ラップは日本社会においていかなる位置を占めているのだろうか。アメリカで、ヒップホップと社会が強い結び付きを得たのは一般に、伝説的な1曲とされるGrandm…
2022年は、またもや大変な1年となった。身近な世界で戦争が勃発した。多くの命が失われ、経済が動揺し、国際社会は揺れ続けた。米国では中絶の合憲性が覆され、女性の人権が脅かされている。そしてドキュメンタリー映画作家は、自らの語る物語を通じて激動す…
©️「こどもの視展」ITOCHU SDGs STUDIO 大人用につくられた世の中で、こどもたちは暮らしてる。 このタイトルは、2022年、ITOCHU SDGs STUDIOで開催された体験型展示『こどもの視展』のために書いたコピーです。このイベントは私たち「こどもの視点ラボ」が…
前回に続いて再びアート鑑賞の魅力を述べさせていただけることに感謝したい。 今回は「他者理解とアート鑑賞」について依頼を受けた。 まず大前提として、筆者はどんなに努めても他者を完全に理解することはほぼ不可能であると考えている。残念に思うかもし…
人生に起業という選択肢を持つ 成功の秘訣は「マルチステージ」 長寿化時代における起業のメリット お金の悩みを減らすことから始める 起業の手順 起業準備(1事業構想) やりたいこと、できること、やるべきことは? 理解者はいるか? 小さく始められるか…
2015年11月13日、金曜日。 パリの複数の地域で同時に無差別テロ攻撃が発生した。130名の死者を出す、フランス史上最悪のテロ事件であった。イスラム国/ISILに繋がる実行犯たちは早々に特定され、数日のうちには逮捕あるいは死亡に至ったが、事件はフランス…
広告に特別興味のない人にとって、広告とはコピーやデザイン、アイデアのことではない。ほとんどの日本人にとって、広告とは「TVタレント」と同義語だ。 米国の市場調査会社・カンターの調べでは、日本における著名人を起用したCMの割合は55%にのぼる。国際…