よりよい未来の話をしよう

教育

【編集部体験記No.2】生理の悩みを共有できる社会に。男性が自宅で生理用ナプキンを体験してみた

「生理について理解を深めたい」と考える男性は増えている。筆者もその1人である。そんなときに見つけたのが、男性向けに生理を伝える「オトコノコノヒ。」の生理体験キット。そこで、パートナー(女性)に相談し、一緒に生理体験キットを利用することにした…

ルッキズムをやめたいなら?社会全体で取り組むべき課題と対策

ルッキズムとは、人の価値を外見で判断する考え方を指す。SNSの普及や美容関連広告の増加により加速し、様々な問題を引き起こしている。この記事では「ルッキズムをやめたい」と考えた時に個人レベルでできること、また社会的に必要な取り組みなどを紹介する…

若者が見る“政治のいま”|衆院選2024・若者が注目する争点・各政党の政策とは?

連載「若者が見る“政治のいま”」では、「いま、若者は政治をどう見ているのか?」を多角的に深掘りしていく。初回となる今回は、2024年10月27日投開票を迎える衆院選に向け「若者が注目する争点」について、現政府の取り組みや各政党の主張を認識し直したい。

戦争も日常の対立も、根本は同じ。紛争解決学・上杉勇司教授と「対話」の重要性を問い直す

従来の概念にとらわれずに、紛争が起きる要因や解決方法を探る学問として「紛争解決学」がある。紛争解決学の専門家である早稲田大学・上杉教授に、紛争を解決するアプローチにはどのようなものがあるのか、また私たちの日常でおこる対立と国際紛争との共通…

インクルーシブ教育の実践例は?問題点と特別支援教育の関係とは

インクルーシブ教育とは、すべての子どもが共に学び、成長することを目指す教育手法を指す。本記事では、インクルーシブ教育の定義や実践例、問題点を詳しく解説する。また、特別支援教育との違いや連携方法についても取り上げ、効果的な活用方法を事例を交…

子どもの習い事は必要?日本に広がるもう一つの貧困「体験格差」とは

旅行や習い事は贅沢?子ども達の体験に関する格差の実態をまとめた新刊『体験格差』。日本初の全国調査から、この社会で連鎖する「もうひとつの貧困」についてまとめられた本書。著者の今井悠介さんのインタビューとともに、顕在化された社会課題について考…

臨床社会学者・中村正さんと考える、マンスプレイニングの直し方

マンスプレイニングについて知り、自分の過去の行いを省みる男性も増えているのではないか。本記事では、男性性について研究する立命館大学特任教授の中村正さんに話を伺うことで、マンスプレイニングの背景、またマンスプレイニングを直すためにどのように…

「ゴロゴロしながら学べる」Duolingoは何がユニークなのか?世界No.1の語学アプリの秘密に迫る

2012年にサービスを開始した語学学習アプリ「Duolingo」。この記事では、Duolingoの魅力を深掘りするとともに、人気Podcast・Off Topicの宮武徹郎氏とDuolingo Global CMOのマニュー・オーサード氏のトークセッションの模様をお届けする。

芥川賞作家・九段理江インタビュー|虚構を飛び出して現実にリーチするためのヒントとは

第170回芥川賞を受賞した『東京都同情塔』著者の九段理江さん。生成AIの普及により言葉の価値が変容するなか、他者と深くコミュニケーションを取るには?言葉による分断が生じている現実を踏まえ、他者との対話や本というメディアの可能性についてインタビュ…

韓国大衆音楽賞(KMA)の魅力とは?韓国音楽の豊かさを見つめ続けてきたアワードを紐解く|文筆家・つやちゃんコラム

近年、韓国発の音楽がグローバルに注目されている。韓国で開催される数々のミュージック・アワードのなかで、音楽ファンからコアな支持を集めるのが韓国音楽大衆賞(Korean Music Awards)だ。文筆家のつやちゃんが、その特色と魅力について紐解く。

「挑戦が“大きな1歩”である必要はない」聞こえる人が中心の世界で自分らしい選択を続ける デフサポ代表・牧野友香子インタビュー

全国の難聴未就学児の教育支援や、その親のカウンセリング事業を行う『デフサポ』。代表の牧野友香子さんは難聴当事者の子どもたちやご家族への情報提供に加え、ハンディや失敗を恐れずに人生を歩むご自身の姿をYouTubeを通して伝えている。どんなときも「自…

『ふたりぱぱ』みっつんさんと考える男の子も女の子も性教育を学ぶ大切さ

YouTuberとして活動する『ふたりぱぱ』みっつんさんのインタビュー。10代の男の子に向けて書かれた本『RESPECT〜男の子が知っておきたいセックスのすべて〜』を翻訳するに至った経緯やそこに込めた思い、また性の話題がタブー視される社会で1人ひとりが取り…

直木賞作家・今村翔吾さんに聞く「なぜ書店は消滅してはいけないの?」

自身で書店を経営したり、全国の本屋を行脚したり、本の未来を守るための一般社団法人「ホンミライ」を立ち上げたりと対外的に活動してきた歴史作家の今村翔吾さん。今回は書店や本が持つ魅力とともに、「なぜ書店は消滅してはいけないのか」を伺うことにし…

『POC HOUSE』が作る温かい居場所とは。「聞こえる人」も「聞こえない人」にも同じ“当たり前”を。

耳が「聞こえる子」と「聞こえない子」の間にあるバリアを壊すために、様々な活動をしている一般社団法人POC。学童保育である「POC HOUSE」や学習塾、さらには手話の動画教材まで、様々な活動を行う代表理事の酒井さんに、話を伺った。

「金融リテラシー」は地域や性別で格差がある?リテラシー向上に必要なことは

「金融リテラシー」とは、金融の知識や情報を正しく理解し、主体的に判断できる能力のことだ。実はこの金融リテラシー、地域や性別によって差があるのだ。そのような格差はなぜ生まれるのだろうか、また格差是正のためにどのような取り組みが行われているの…

栄養バランスだけではない?給食が鍵を握る「地産地消」と「食文化」

日本の学校で提供される給食は、栄養バランスに配慮したメニューが提供され、食育にも役立っている。地域の特産品を活用した取り組みや、伝統文化や異文化理解を深める取り組みも行われており、給食を通じて地域の食文化を学ぶことができる。

SDGs未来都市さいたま市の人口増加の理由をまちづくりから考えてみた

近頃、よく耳にする「SDGs」。誰しもが生きやすい社会の実現のために企業や国、地方自治体は様々な取り組みを行っている。ここで1つ疑問に思った事がある。 「SDGsの達成に1番取り組んでいる地方自治体はどこなのか」。 早速調べてみると、日本経済新聞が「…

体育嫌いが増えている?「体育」のこれまで、今、これから

小さい頃、学校の体育の授業は常に人気教科の上位だったように思う。しかし最近、「体育が嫌い」という生徒が増えているらしい。その理由は、スポーツが不得意なことによる劣等感やスポーツの重要性を感じないなど様々あるようだが、「体育の授業が楽しくな…

他者理解のための美術鑑賞のすすめ

アート鑑賞の魅力を発信する機会を、再びいただけたことに感謝したい。 あしたメディアのコラムでは、現代アート作品の鑑賞を通じて見ず知らずの世界に対して想像力を働かせたり、関心を持ったりすることや、写真表現を通じて考える他者理解について執筆して…

写真表現を通じて考える「他者理解」について

前回に続いて再びアート鑑賞の魅力を述べさせていただけることに感謝したい。 今回は「他者理解とアート鑑賞」について依頼を受けた。 まず大前提として、筆者はどんなに努めても他者を完全に理解することはほぼ不可能であると考えている。残念に思うかもし…

月間残業時間96時間の背景とは?日本の未来のための教員の働き方改革

筆者が学生の時に朝から晩まで、勉強や部活などの相手をしてくれていたのは学校の先生だ。しかし、社会人になって思うことがある。それは学校の先生の仕事が忙しすぎるということだ。朝7時頃には学校に到着し、日中は授業、放課後は部活動の指導、その後次の…

現代アートがわかりづらい理由。アート鑑賞を通じて育まれるものとは?

今回「ソーシャルグッドと現代アート鑑賞の関連性について」論じる依頼を受けた。「ソーシャルグッド」とは社会に対して良いインパクトを与える活動やサービスの総称のことを指すが、今回は「ソーシャルグッド=よりよい社会を形成するための考え方や行動全…

子どもたちの未来に伴走する、認定NPO法人カタリバ「キッカケプログラム for ヤングケアラー 」

このところ「ヤングケアラー」という言葉を耳にする機会が一気に増えた。そう感じる人は、筆者だけではないだろう。ヤングケアラーとは、一般に「本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども」とされている。家庭におい…

試験なし、成績なし、対話を大事にして学ぶ、 北欧の全寮制教育機関・フォルケホイスコーレとは?

日本で暮らす人々のなかで、学校教育や入試制度、就職活動の在り方に疑問を抱いている人は少なくないのではないか。 現役大学生である筆者は特に、受験における現役至上主義や就職活動における新卒至上主義によって、若者が「どう生きるか」を考えにくい現状…

若者の未来を拓く制度 日本の奨学金事情とは

教育資金は、住宅資金、老後資金と並んで、「人生の3大支出」と言われている。日本では、子どもの教育費を家計で負担している割合が高いため、学費にまつわる不安や心配を抱えている人はとても多いだろう。こうした人々の助け舟のひとつとなっているのが「奨…