ジェンダー
「あなたがあなたのままで、あなたらしい人生を『選択しやすいような社会』の実現をめざした事業を行います」 ジェンダーやセクシュアリティにまつわる事業を行う株式会社TIEWAが掲げるミッションには、そのように記されている。同社CEOの合田文さんは、「自…
インターネットで何か知らないものを調べようとしたとき、あなたならどこで調べるだろうか。筆者は高確率でウィキペディアに辿り着いてしまう。歴史的な事件から、芸能人のプロフィールまで、さまざまな情報がまとまった便利な百科事典にはお世話になりっぱ…
SNSを眺めていると、名前の横にshe/herやhe/himなどと書いている人を見かけることが増えた。これは、その人を指す代名詞、pronoun(プロナウン)を示したものだ。 改めて考えてみるとこれまで、自分の代名詞を自分で表明することが少なかったように思う。見…
16回限定で配信された「あしたメディア in Podcast」。この番組ではメインMCの、ラップデュオchelmicoのRachelさんと映画解説者の中井圭さんが、毎回ゲストを迎え、さまざまな観点から「社会を前進させる取り組み」についてトークを展開する。今回は第11回(…
「ハンサム」の概念は、男性だけに使われるものだろうか。 いや、決してそんなことはない。2022年、国際女性デーである3月8日に、芸能事務所アミューズは女性キャストだけで構成するライブを開催する。その名も「AMUSE PRESENTS SUPER HANDSOME W LIVE "HAND…
毎年3月8日は国際女性デーだ。20世紀初頭の3月8日に起こったニューヨークでの婦人参政権を求めるデモを起源としている。このときに掲げられたスローガンが「パンとバラ」、つまりパン=賃金とバラ=参政権(尊厳)を女性たちにも渡せというものだった。この…
私たちは、それぞれ異なる個性や能力を持って、異なる環境で生活し、異なる価値観のもとで生きている。しかしどうしたって、社会で生きるなかでは社会通念上「普通」とされていることに正義が置かれ、違和感や不快感を抱いても声を上げにくいことがある。そ…
いつの間にかテキストコミュニケーションにおける重要な一部を占めるようになった絵文字。友人や家族などとのLINEやメールではもちろん、仕事上の会話でも絵文字を使っているという人も少なくないだろう。筆者含め、デジタルネイティブの世代にとっては、物…
小学生のとき書いた作文に、「大人になったらお嫁さんになる」と書いた女子は1人ではなかったと思う。結婚をすることは、幸せで正しいことだと幼いながらに思っていたのだろう。筆者もそんな1人だった。 それが大人になると、幸せで柔らかなイメージであった…
ふだん少女マンガに触れない人は、少女マンガを「美男美女によるキラキラした恋愛を夢いっぱいに描くジャンル」だと思ってるんじゃないだろうか。わたしは大学でマンガについて教えているが、初回授業で学生たちに少女マンガのイメージを訊くと、いま書いた…
withコロナ時代の今、日頃の娯楽としてネットフリックスやアマゾンプライムなどの映像コンテンツを楽しむことは当たり前になりつつある。そのなかでも一定数のファンを持ち、度々話題に上がるのが、『SEX EDUCATION』シリーズだ。一見、一般的な学園ドラマに…
将来の夢は何に影響されてできたのだろうか 子どものころ、どんな職業につきたいと考えていただろうか?正直に言うと筆者はあまり思い出せないのだが、子どもの頃の将来の夢というと何となく決まったイメージがあるだろう。例えば、女の子はケーキ屋さんにお…
2021年9月、日本で初めての女子プロサッカーリーグ、WEリーグが開幕した。なでしこリーグの上位に位置するリーグであり、日本における女子サッカーのトップリーグとなる。WEリーグはWomen Empowerment Leagueの略称だ。女性プロスポーツの発展や女性活躍の推…
働き方改革が、本格的に叫ばれるようになってから約2年がたつ。働き方改革関連法案が施行され始めたのは、2019年4月のことだ。厚生労働省によると、働き方改革とは 「働く方々が、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で「選択」できるよ…
「エンジニア」と聞くとどんな人物をイメージするだろう。なんとなく、スマートな男性を思い浮かべてしまった人も多いのではないだろうか。試しに「エンジニア」と入力して画像検索をしてみると、写真でもイラストでも、眼鏡をかけパソコンへと向かう男性の…