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【BIGLOBE若手社員に聞く!】領域を横断して活躍する、チャレンジ精神旺盛な若手のキャリア

「つながる歓び、つなげる喜び 〜人・企業・社会をやさしくつないで、新たな価値と豊かな社会を創造します〜」

「あしたメディア」を運営するビッグローブ株式会社(以下、BIGLOBE)は、この企業理念を掲げ、情報コミュニケーション・テクノロジーを軸に、さまざまなニーズに応えるサービスを展開している。そんなBIGLOBEには、若手のうちから裁量を持ち何事にも挑戦できる土壌があり、さまざまな機会を活かしながら若手社員が活躍しているようだ。具体的にどのような取り組みがなされているのか。また、BIGLOBEの未来を担う若手社員はどのようにしてその理念を体現しているのか。

前回までの記事はこちら。
https://ashita.biglobe.co.jp/entry/2022/12/11/110000
https://ashita.biglobe.co.jp/entry/2024/01/09/110000

今回は、BIGLOBEのグループ会社であるジー・プラン株式会社(以下、ジー・プラン)に出向中の飯村駿さんにお話を伺った。飯村さんは新卒でBIGLOBEに入社し、現在5年目の若手社員。営業や企画などさまざまな業務を経験しながら、現在はジー・プランで主に新規事業企画に携わっているという。

飯村 駿(いいむら しゅん)さん。2019年、新卒でBIGLOBEに入社。現在は​ジー・プラン株式会社に出向し、Gポイントビジネス部ユーザーロイヤリティチームセールスプロモーションユニット兼アライアンス開発チーム​に所属。

若手が挑戦できる社風に惹かれ入社

まず、どのようなきっかけでBIGLOBEに入社したのか教えてください。

もともと宇宙やロケットが好きだったので、大学では工学部で材料化学を学んでいました。同じ学部の友人が鉄鋼系や自動車系の大手メーカーを目指して就職活動していく一方で、自分は年功序列をはじめとする企業の風土が肌に合わないと感じていたところ、BIGLOBEの説明会に参加し、若手が挑戦する機会があると聞いて興味を持ちました。

入社前後でBIGLOBEの印象に変化はありましたか?

インターネットに関わる事業を手がけている会社なので、テックベンチャーのような実力主義の競争的な雰囲気を想像していたのですが、入社してみると優しくて真面目な先輩が多い印象でしたね。自分はバリバリやっていきたいという思いもあったのでカルチャーショックを感じましたが、やりたいことがあれば否定せずにやらせてもらえる環境があるのは入社前の印象と変わらなかったです。

入社1年目から現在まで、飯村さんはどんな業務に関わってこられたのでしょう。

1年目は、法人向けのサービスとして企業のウェブサイトをつくっているチームでプロダクションマネージャー見習いをやっていました。また、同時にBIGLOBE店舗管理マップというサービスの立ち上げと営業にも関わりました。BIGLOBE店舗管理マップは、MEO(※1)という、地図アプリやSNSに表示させる店舗情報を一括で管理できるサービスのOEM(※2)です。1年目から営業やウェブマーケティングなど幅広い分野に関われたのは、私としてはラッキーでしたね。

当時のセールスページ。現在はサービスの提供が終了している。

その後、2年目に新規事業企画をメインミッションとしている部署に異動になりました。私自身、事業企画のノウハウはなかったですし、チームのなかにも事業の立ち上げ経験がある社員があまりいなかったのですが、0から1を生み出す経験ができたと思います。兼務でアプリケーションや保険のサービスにも関わりました。

ノウハウや経験がないなかで企画を0から生み出すために心掛けたことなどはありますか?

積極的に外部のセミナーに参加したり、ベンチャー企業や中小企業の経理者にお話を聞きに行ったりしながら、やり方を探っていきました。

3年目は「BRAINBOX AI」という、AIの技術で空調に関わる電力量を削減するソリューションのサービスに参画しました。国内のベンチャーと協業してサービスを立ち上げ販売していったのですが、その営業もなかなかハードでしたね。サービスが実際に販売できる前から企業を訪ねて営業をするということでは、0から1をつくる部分と1を10にする部分の両方を経験できたと思います。

https://www.biglobe.co.jp/pressroom/release/2021/11/211116-a より引用

※1 用語:「Map Engine Optimization」の略。「マップエンジン最適化」と訳される。
※2 用語:「Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)」の略。委託を受けて他社ブランドの製品を製造すること。

これまでの経験も活かしつつ、新たな業務に関わる4、5年目

3年目までの間に企画と営業、両方の視点を持っていたというのは強みになりそうですね。

いい企画を考えられる人は、話も上手くてさまざまな提案ができると感じます。それらのスキルは営業にも役立ちますよね。そういったことを最初の3年間で実感できたのはありがたかったです。

現在は、BIGLOBEのグループ会社であるジー・プランに出向中と伺いました。

籍はBIGLOBEにあるのですが、4年目の途中から9割方、出向という形になっています。ジー・プランは企業のマーケティング支援をしている会社で、出向1年目は企業の販売促進活動の支援をしました。それぞれの企業が個人に対して買ってもらいたい商品の販売を促進するために、広告以外のキャンペーン施策を考えたり、店舗で実装したり、景品の調達をしたりする仕事です。

販売促進の領域は経験がなかったので苦戦しましたが、一方で営業と企画の部分におけるこれまでの経験を活かすことができたのはよかったと思います。

出向することになった理由やきっかけはあったのでしょうか。

出向する前にいた部署の上司からは、ジー・プランで新規の企画立案や営業の業務にあたって、数字を上げることを経験して来てほしいというふうに言われましたね。ジー・プランでも新サービスが生まれにくいという課題があったので、2022年度から新規事業立ち上げに関わり始めています。

ジー・プランで新規事業に取り組まれるなかで大切にしていることを教えてください。

BIGLOBEで新規事業立ち上げに関わっていたときから大切にしていることですが、課題を見つけ出すことでしょうか。課題を解決できるサービスでないと新たに生み出す価値がないと思うので、ヒアリングを丁寧にして課題を見つけ出すことを大切にしています。

0から生み出すやりがいと難しさを実感しながら

現在関わっているという、ジー・プランでの新規事業企画のやりがいを教えてください。

つい最近、自分は0からなにかを生み出すことや事業を考えていくのが意外と好きなんだと気づきました。新規事業に関わる業務はやりがいがありますし、好きなことをやらせてもらってありがたいと思っています。

一方で、難しさを感じるのはどのような部分ですか?

新規事業の立ち上げ方や上手く進めるセオリーのようなものはないので、上司も含め、チーム内で誰も正解がわかっていないまま模索し続けなくてはいけないのは難しさがあります。

若手社員が新規事業立ち上げに関われることはBIGLOBEやジー・プランのよさなのではないかと感じます。

そうですね。一般的にはある程度さまざまな経験を積んでから企画の部署に配属されることが多いのではないかと思うのですが、2年目から経験させてもらえたのはありがたかったです。

飯村さんは、入社されて2年目にBIGLOBEマインドポイント賞を受賞されたそうですね。

BIGLOBEポイントというのは、BIGLOBEが持つ指針であるBIGLOBEマインドを大切にしている行動を評価したり、日々の働きに感謝を伝えたりするために、社員から社員へ贈るポイントです。そしてポイントが多かった方にBIGLOBEマインドポイント賞が授与されます。私は2年目のときに受賞したのですが、周りの方々が僕の行動を見て評価してくださっているのだと知ることができてありがたかったです。受賞後には、マインドアンバサダーにもなり、BIGLOBEマインドを広めていく活動もしていました。

社員同士で認め合い、良さを伝えていく風土があって素敵ですね。これから就職活動をする学生に伝えたいBIGLOBEのよさはどのようなところでしょうか。

自分自身が惹かれて入社の決め手になった部分なのですが、若いうちからある程度裁量があって、さまざまな経験をさせてもらえるのはBIGLOBEのよさだと思います。また、たとえば一風変わった提案をしても否定されることなく、温かく見守ってくれたり助けてくれたりする社員が多いので、チャレンジしたい新人は特にやりやすいのではないかとも思います。

飯村さんご自身が描く今後のキャリアについても教えてください。

直近の目標としてはやはり事業の企画を続けていきたいです。あとは経営にも興味があるので、ゆくゆくはマネジメント職を目指すことも視野に入れています。

最後に、ご自身の仕事を通して会社や社会に変化をもたらしたいと考えていることがあれば教えてください。

同じ方向を向いて同じ考えを持った人同士では新しい事業やサービスは生まれないという実感から、やはり多様性やコラボレーションは大切だと考えています。BIGLOBEでも、より多様な社員や外部の方々とのコラボレーションがあったらいいなと思うので、そういった機会をつくっていきたいと思っています。

また、いい意味で周りを巻き込みながら事業をつくることも大切にしています。特に0から1を生む作業は1人では難しいですし、もし1人でできるなら独立して起業したらよいですよね。会社のなかで周りの方々の理解を得ながら企画を進めるために、たとえば1度何かでお世話になった方にはその後も「あの企画が今これくらい進んでます」と伝えて進捗を共有するといったことも意識しています。

事業企画をする部署とそこに属する社員って、その瞬間は会社の利益を生み出していないんですよね。つまり、すでに基幹になっている事業に関わっている人たちのおかげで生み出された利益からお給料をもらっているということになります。卑屈になるわけではないのですが、そのことをちゃんと理解して、忘れないようにしています。

実際に新規事業の企画に向けてBIGLOBEの基幹であるインターネットサービスプロバイダー(ISP)事業の社員の方々にヒアリングをすることもあるのですが、その際に困っていることを聞いたら営業部に伝えます。直接的な利益に関わっていない分、周りの人の助けになれるように意識しています。そうやって周囲の人々を巻き込んで行けるような進め方をすると、結果的に事業が立ち上がりやすいのではないかと思います。

BIGLOBEでもジー・プランでも新規事業企画に関わったうえで、違いを感じることはありましたか?

社員数で見ると、BIGLOBEは1000人弱くらいですが、ジー・プランは150人程度です。会社の規模が違うので、ジー・プランではチーム内の社員だけでなく社長とも議論して目指す方向を確かめながら事業の企画ができています。

この不安定な時代に、「人・企業・社会をやさしくつなぐ」ためには、飯村さんのような高いネガティブ・ケイパビリティとコミュニケーションスキルが大切なのだろう。

入社5年目にして複数回の部署異動や出向を経験し、不確定要素が多い業務に関わりながらも活躍している飯村さんは、まさに「BIGLOBEマインド」を体現し、BIGLOBEの未来を担っていく1人だと感じられた。

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取材・文:日比楽那
編集:conomi matsuura
写真:編集部撮影、ビッグローブ株式会社提供