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【BIGLOBE若手社員に聞く!】地域活性化にも貢献 新規事業開発への意気込み

「つながる歓び、つなげる喜び 〜人・企業・社会をやさしくつないで、新たな価値と豊かな社会を創造します〜」

「あしたメディア」を運営するビッグローブ株式会社(以下、BIGLOBE)は、この企業理念を掲げ、情報コミュニケーション・テクノロジーを軸に、さまざまなニーズに応えるサービスを展開している。そんなBIGLOBEには、若手のうちから裁量を持ち何事にも挑戦できる土壌があり、さまざまな機会を活かしながら若手社員が活躍しているようだ。具体的にどのような取り組みがなされているのか。また、BIGLOBEの未来を担う若手社員はどのようにしてその理念を体現しているのか。

今回話を聞いたのは、入社5年目の竹谷建人さん。営業やマーケティングなどを担当する職種としてBIGLOBEに入社し、同社の新規事業領域で活躍している。BIGLOBEは光回線をはじめとするインターネットプロバイダ事業が主力事業であるが、「それに並ぶような新事業を育てていきたい」と竹谷さんは語る。BIGLOBEが取り組む新規事業とは、どのようなものなのだろうか?BIGLOBEで働く魅力とあわせて、お話を伺った。

リアライズ事業本部 トラベル事業室 竹谷 建人(たけや けんと)さん。
2019年BIGLOBEに新卒で入社し、新規事業やPRの分野で活躍する。

同級生のなかでも王道ではないIT業界をあえて選択

まず、BIGLOBEに入社した理由を教えてください。

元々1次産業に興味があり、大学では海洋系の研究をしていました。卒業後も日本の1次産業に貢献できる人材になりたいという思いがあったのですが、同時に自分で企画をして、やりたいことをどんどん進めていける職場環境も欲しいと考えていました。そのため、水産系や食品系にいく先輩や同級生が多いなか、あえてIT系の企業を見るようになりました。ちょうどIoTが話題になり始めた頃で、IT技術を1次産業に掛け合わせてできることがあるんじゃないか、またそれを若いうちからどんどん進めていける環境があるのではないか、と考えたのがIT業界に興味を持った理由です。

BIGLOBEの存在は、大学時代に家電量販店で光回線の紹介アルバイトをしていたため、よく知っていました。通信事業という安定した事業基盤があるうえで、新規事業やメディア事業にも注力している事業形態に魅力を感じるようになり、入社に至りました。

入社してみて、若手のうちから活躍できる環境がありましたか?

そうですね。僕は2年目の夏に半年ほど、当時実施されていた新規事業へのチャレンジ制度で新規事業に関わりました。たまたまオファーを受けて1期生として参加したのですが、まず0から事業を作る経験ができることが楽しみでしたし、「入社して2年目で、こんなすぐにやりたいことのチャンスが来るんだ!」と喜んで参加したのを覚えています。

そのときのテーマは「温泉地の活性化」で、それに関連する新サービスの考案をする内容でした。僕は最終的に、大学生向けの合宿所や地域とのマッチングサービスを考案し、サイトの立ち上げを行いました。
残念ながらテスト検証の段階でコロナが来てしまい、大学生のサークルやゼミの合宿自体がなくなってしまってサイトを閉じる形になりましたが、その失敗も含めて大きな学びがありました。

通信事業と連携しながら、ONSEN WORKをより売り上げを上げられる事業へ

その経験を経て、現在も新事業領域に関わっていると伺いました。

現在は、リアライズ事業本部という部署で仕事をしています。企業の合宿や研修等で温泉地を利用いただく「ONSEN WORK」というワーケーションサービスに関する業務がメインで、それ以外に「BIGLOBE旅行」という旅行検索サービスの運営と、「野に行く。」というアウトドア用品の口コミメディアの運営も行っています。

口コミメディア「野に行く。」は、立ち上げから関わりました。僕自身アウトドアが好きなのでそこから着想し、サービス名からコンセプトの検討まで一貫して携わりました。立ち上げた事業を軌道に乗せ「1を10」にする段階を経て、現在は事業自体を「10を100」にスケールしていく段階です。

新規事業のなかでも、様々なフェーズを経験されているんですね。

会社人生の中で、事業の立ち上げに複数関わる経験はなかなかないと思います。それを2年目で経験できたことは、僕自身のキャリアのなかでも大きな糧になっています。自分が立ち上げたサイトの失敗経験もあれば、「ONSEN WORK」では「0から1」を立ち上げるところから、事業をどんどん育てていく、いわば「1から10に伸ばす」段階にも携わっているので、幅広い経験をさせてもらってるなと感じています。

「ONSEN WORK」はBIGLOBEが数年前から注力している印象です。

2020年から始まったサービスで、実は僕が参加した新事業へのチャレンジ制度のなかから生まれたアイデアです。つい最近、有難いことにご利用いただいた企業が150社を超えました。今後、より実績を上げていかなければならないフェーズにいると感じていますね。

いまの僕の業務は「ONSEN WORK」のサイト運用や集客の全般で、お客様からのお問い合わせを増やすことを目的に、あらゆる手段の広告を使ったり、掲載施設数を増やしてサイトをより充実させたりといった内容に取り組んでいます。

サイト運営について言うと、事業を立ち上げから軌道に乗せる段階ではある程度「これをやれば良い」というものがあります。ONSEN WORKでは、すでにその内容はほぼできつつある状態です。今後事業規模を拡大するとなると、投入金額や運営体制を大きくして拡大に臨むというやり方もあるのですが、いま僕自身はそうではなく「いかに効率的に集客を拡大していけるか」を考えたいと思っています。日々の仕事でも、効率性を意識しながら動いていますね。

コロナ禍が明けて、ますますニーズが高まるかもしれませんね。

そうですね。最近は有難いことにお問い合わせもたくさんいただいています。いまリモート環境が定常化していますが、対面でのコミュニケーションやリアルで会って他愛もない話をすることの大事さを、コロナが収まってきているなかで感じている人が多いのだなと痛感しています。今後の世の中にも、ONSEN WORKは求められていくと感じますね。

今後、BIGLOBEの主軸事業である通信事業との連携もあるのでしょうか?

具体的な方針を出しているわけではないですが、温泉地から「光回線を入れたいです」といったご要望をいただくことが増えてきました。この間もある温泉地から「温泉地内にコワーキングスペースを作るので、インターネット回線の導入を検討して欲しい」とお話をいただき、先日工事がなされて実現しました。こういった主軸事業との連携も、もっとできることがありそうだと感じています。

個人的には、BIGLOBEはインターネットプロバイダ事業を主軸としつつも、それだけでなく、その周辺でこういった「ONSEN WORK」のような取り組みも行っているとアピールしていけるようになることが、会社経営の観点でも大事なことではないかなと思っています。メインの事業に負けないぐらい新規事業を成長させて、売り上げを上げていきたいという思いはやっぱりありますね。「サステナブル経営」の文脈や「地域活性化の取り組み」といった観点にとどめず、しっかり売り上げも上げられる事業にして行きたいなと思っています。

一貫して大切にしているのは「お客様目線」に立つこと

これまで様々な事業の、様々なフェーズに関わってこられました。経験が増えたことで、「ご自身ができること」も増えてきたのではないでしょうか?

いかに優先度を決めて、どのように事業を進めていくかというところの判断が、これまでの経験から少しずつ自分でできるようになってきたと感じています。いまの部署でも、そういった判断をある程度任せてもらっている部分はあるので、それはやりがいですね。

そのなかでも、新事業を進めるなかで竹谷さんが意識していることを教えてください。

「お客様目線に立つ」ことです。BIGLOBEの意思決定と行動の指針である「ビッグローブマインド」にも「お客様目線にたって、期待を超える」というものがあるのですが、僕自身もこの価値観を1番大事にしています。

新規事業へのチャレンジ制度に参加したとき、「デザイン思考」というフレームワークでアイデアを練って行ったのですが、そのなかに「共感する(Empathize)」というものがありました。まずはターゲットとなる人の話を聞いて、自分自身が「やっぱりそうだよね」と思わないといけない。まずそこで、お客様の生の声を聞く大切さを知りました。また、社内でもよく上司から「生の声を聞きに行きなさい」とか「それは本当に見たんか?聞いたんか?」といったことを言われていました。それも影響していると思います。

実際にサービスを検討するなかでも、ターゲットとなる大学生や母校の卒業生に何人もインタビューし、それを元にサービスを作っていきました。その課題を抱えている人の目線に立ってどうなのか、というのを考えることがすごく大事だと思いますし、意識していますね。
いまONSEN WORKに関わるなかでも、いただいた声を参考に改善を進めています。

学生時代からの思いを胸に、自身も事業も成長させていきたい

それだけ色々な事業に関わって来ると、社内でも「竹谷さんは新規事業の人」と見られることがあるのではないでしょうか?

そうかもしれないですね。ONSEN WORKは、社内の皆さんが応援してくださっていることを強く感じています。営業の方々も、打ち合わせの中でお客様に「ONSEN WORKと言うのがありまして…」と紹介してくださり、実際に繋げてくださることもよくあります。そういう意味では、社内でも温かい目で見守ってもらい、応援をしてくださっているなと感じて、本当に感謝しています。


竹谷さんは入社5年目とのことですが、同期の皆さんもそれぞれにカラーが出てきたような年代なのでしょうか?

僕の感覚ですが、ちょうど5年目ぐらいから1人ひとりの色が出始めてきた感じはしますね。3年目くらいから徐々に業務に慣れて、自分のカラーを出しやすくなる印象です。でも年次は関係なくて、1年目でも「この子面白いな」「こんな営業していてすごいな」という社員もいるので、それぞれに活躍していると思います。

これまで働いてきて、BIGLOBEという会社にはどんな人が多いと感じていますか?

社員の皆さんがすごく優しく、親切ですね。困ったら必ず相談に乗ってくれて、適切な答えを教えてくれます。「周りに聞ける人がいなくてどうしよう…」みたいなことは、この5年間ではまずなかったかなと。こういう環境であることは有難いし、安心して働けるなと思います。

また、とくに若手はやりたいことに手を挙げたら、挑戦させてもらえる環境もあると思います。
もちろん経験を積んでからも新しいチャンスはありますが、それに加えて早い段階からチャレンジができる印象です。新卒で入るにはすごくいい会社だと思っています。

竹谷さんご自身も、学生の頃に描いた「ありたい姿」を体現されている印象を受けました。

そうですね、方向性としては間違えていないと思っています。ただ、もっと個人でも事業でも、成長のスピードは求めていきたいなと感じています。

いま関わっているONSEN WORKの業務で言うと、僕が任されているサイト運営でももっと自分にスキルや経験があれば、たとえばお客様からのお問い合わせを2倍に、もっと言えば10倍に伸ばせるかもしれません。そう考えると、これからも成長し続けていきたいなと思います。

今後、チャレンジしたいことはありますか?

BIGLOBE社内では、これまで新規事業に関わってきましたが、どこかで会社のメイン事業である通信分野のマーケティング領域にも関わってみたいという思いがあります。BIGLOBEという会社にいる以上、メインの事業領域を経験してみたいですし、そういった最注力分野の部署でどんな経験が得られるのか、すごく興味があります。

ONSEN WORKでは、実際に温泉地を訪れた企業がよりその地域に関われる選択肢を作っていけたら良いと思っています。たとえばBIGLOBEが地域と連携して、ONSEN WORKを利用する企業に地域のプログラムも提供できるようにすることができたら、もっと地域活性化にも繋がる事業に成長できると思います。

個人としては、入社したときの思いに戻りますが、僕は日本の1次産業の豊かさがすごく好きだし、やはり大事にしたいなと思っているんです。その豊かさを何かで守れるような人材になりたい。それが何かというと、ITを使って、より人々の生活を豊かにするところなのかなと思います。

自身の思いの実現と、若いうちからやりたいことに関わっていける環境という軸でBIGLOBEを選んだ竹谷さん。入社から5年経った現在、まさにその“ありたい姿”に限りなく近いところで活躍されていることが、お話を伺うなかでもよく伝わってきた。

インターネット接続サービスを主軸とするBIGLOBEで、その主力事業との相乗効果も意識しつつ新たな領域の成長も加速させたいと語る姿は、可能性に満ちていた。改めて、同社の今後の事業展開にも期待したい。

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取材・文:大沼芙実子
編集:篠ゆりえ