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【BIGLOBE若手社員に聞く!】やりたいを叶える、「新サービス創出プログラム」とは?

「つながる歓び、つなげる喜び 〜人・企業・社会をやさしくつないで、新たな価値と豊かな社会を創造します〜」

「あしたメディア」を運営するビッグローブ株式会社(以下、BIGLOBE)は、この企業理念を掲げ、情報コミュニケーション・テクノロジーを軸に、さまざまなニーズに応えるサービスを展開している。そんなBIGLOBEには、若手のうちから裁量を持ち何事にも挑戦できる土壌があり、さまざまな機会を活かしながら若手社員が活躍しているようだ。具体的にどのような取り組みがなされているのか。また、BIGLOBEの未来を担う若手社員はどのようにしてその理念を体現しているのか。

今回取り上げるのは、社員から自由にアイデアを募り事業化を目指す「新サービス創出プログラム」。プログラムに初期から参加し、現在プログラムのトップランナーでもある若手エンジニアの佐藤竣介さんにお話を伺った。佐藤さんはなぜBIGLOBEに入社し、どんな仕事の経験を経て、どんな思いで「新サービス創出プログラム」への参加を決めたのだろう。また、ゼロから育てたアイデアが実際に事業化に向けて動き出しているいま、なにを考えているのだろうか。

プロダクト技術本部 システム戦略部 システム戦略グループ
佐藤 竣介(さとう しゅんすけ)さん。 2020年BIGLOBEに新卒で入社し、現在はエンジニアとして活躍する。

入社のきっかけは、BIGLOBEの事業の幅広さと風通しのよさ

まず、佐藤さんはなぜBIGLOBEに入社されたのでしょう。

もともとBIGLOBEという会社は知っていたのですが、詳しく調べていくなかでインターネットサービスプロバイダー(ISP)事業の他にもモバイル事業や、インターネットを通じて情報を提供するサービス/アプリの事業など、幅広く展開していることを知りました。

大学時代は情報系の学科にいたのですが、キャリアに関してはITエンジニアの領域にとどまらず、さまざまな経験を積みたいと思っていたので、それがBIGLOBEに興味を持ったきっかけだったと思います。また、口コミサイトに「風通しの良い職場だ」と書かれていて、実際に面接を受けるなかでフラットに話を聞いてくれる印象を持ったのも決め手になりました。

現在入社4年目とのことですが、入社後、印象の変化はありましたか?

学生時代はユーザー目線で見ていた部分が大きかったので、幅広い事業を展開していることに純粋に魅力を感じていましたが、入社後は会社として複数の事業を展開する大変さも実感しました。

一方でコロナ禍で出てきたニーズに応えるべく、温泉地でのワーケーションを提供するサービス「ONSEN WORK」をスタートさせるなど、時代の潮流を捉えながら、新しい価値を生み出す会社だとも感じるようになりました。風通しの良さも入社前に抱いた印象から変わらないですね。上司も私がやりたい仕事について話を聞いてくれるだけでなく、さまざまな機会を与えてくれます。

佐藤さんはエンジニアとのことですが、どのような業務を担当しているのでしょうか。

入社してから数年は、モバイル回線の開発や保守の業務をメインに担当していました。現在はそういったエンジニアリング業務のほかに、BIGLOBE全体のシステムを見直し、改善する業務にも関わっています。

BIGLOBEは歴史が長い会社なので、過去の技術や仕組みで構築された、いわゆるレガシーシステムが多いんですね。そこで、時代に合った新しいシステムに置き換えたり、保守をしてきた人たちがいなくなっても運用できるよう、属人化しない方法を考えたり、そもそも必要なシステムなのかも含め、1つ1つ見直して全体的に構築していくような業務です。

個別のエンジニアリング業務もあれば、会社全体を見渡す業務もあるんですね。とくに佐藤さんがやりがいを感じるのはどんなときですか?

エンジニアは1人で作業することが多い職種ですが、いまの業務では他部署の社員のみならず、社外の人ともやりとりをする機会が多いので、他領域の人とも協力して1つの案件を終えたときにやりがいを感じます。1人で黙々と仕事をするのも好きなのですが、さまざまな立場の人の知見を取り入れながら働けるのも刺激的で楽しいですね。

企画を手がけたいという思い

佐藤さんは、サービスの企画をしたいとも考えていると伺いました。それはなぜですか?

ITに限らずさまざまなサービスに触れるのが好きで、自分のアイデアを活かしたサービスで人に感動を与えられる仕事をしたいと思っているのが理由の1つです。もう1つ、エンジニアの視点を持っているからこそ創出できる新たなサービスがあるのではないかとも考えました。

その流れで「新サービス創出プログラム」に参加することになったのでしょうか?

そうですね。上司にも「ゆくゆくは企画ができる部署に行きたい」と伝えていたところ、入社2年目で、当時スタートしたばかりの「新サービス創出プログラム」を紹介してもらいました。自分が目標とする、幅広いサービス提案への足掛かりになる機会だと感じ、参加することを決めました。

【新サービス創出プログラム】

社員の自己成長を後押しする職場環境づくりとサービス創出プロセスの整備を掲げ、BIGLOBEの開発部門である基盤本部と、事業プラットフォーム部門が合同で立ち上げた社内プログラム。

佐藤さんのチームは、新サービス創出プログラムのなかで最も進んでいるそうですね。

社内でいくつかのプレゼンテーションを終了し、この後事業化提案を行なっていく段階です。新サービス創出プログラムの第1例として、事業化に向けてより具体的に企画を進めている状況です。詳しくはまだ紹介できないのですが、旅行に関するサービスで、BIGLOBEが既存の事業で培ってきたリソースも活用しながら進行しています。

もともとは少人数のチームとして始まったプロジェクトなのですが、現在は9名で進めています。プロジェクト内容に興味を持ってくれた方を中心に、他部署の方もいれば、他社から出向してきている方もいます。

あらためて、新サービス創出プログラムに参加してみていかがですか?

エンジニアは企画の部署から依頼された仕事を行うことが主なので、まずゼロからサービスを考える機会や、サービスのアイデアを発表する機会はありません。プログラムを通じてそれらの機会をいただけたのはとてもありがたいですね。現在は事業化に向けた取り組みを進めているので、よりメインの業務では経験し得ないことも経験できていると思います。

また、このプログラムに参加し始めた当初はアイデアを考えて発表しても、具体的にどのように事業化まで進めていくのか、本当に事業化できるのか、イメージが湧いていませんでした。しかし、実際は着実に次のステージに進んで行けるよう、社内の周りの方にもサポートしてもらえているので、モチベーションを保ちながら取り組めています。

メインの業務と違った経験ができているとのことですが、逆にメインの業務で培ったこととこのプログラムで培ったことが影響し合っていると感じる場面はありますか?

新サービス創出プログラムで企画考案をしたことで、メイン業務でエンジニアとして案件に関わるときに、より“why”を考えられるようになったと感じます。これまでは「この仕様をシステムに落とし込むならどうしよう」という思考に留まっていたのが、「なぜこの企画が考えられたのか」という部分まで考えられるようになったというか。言われたように手を動かすだけでなく、「こういう意図があって、こういう事業のこういう部分に貢献しているんだな」と分かるようになり、働きやすくなったと思います。

「新サービス創出プログラム」でのプレゼンの様子

働きがいと働き方のバランスを取りながら

メインの業務とのバランスはどのように取っているのでしょう。

事業化のフェーズに入ったいまは、業務時間の30%を新サービスに使わせてもらっています。社長への事業化提案をするステージで、新サービスにまつわる業務を担当業務として認めてもらえるように上司が働きかけてくれたこともあり、業務目標も設定し正式に業務として進められるようになりました。

メイン業務と新サービス業務の両方を行っていることで、忙しいのではないかと思いますが、公私のバランスはどのように取っていますか?

BIGLOBEは公私のバランスを取りやすい会社だと思います。まず、メイン業務も新サービス業務もある程度自分に裁量があるので、自分で「ここまで頑張ったら休みが取れるな」などと調整ができます。また、有給休暇も取りやすいですね。所属しているグループでは毎月1日にその月のどこで休暇を取るのか宣言するという方針もあり、しっかり休みが取れています。

実は、新サービスのアイデアは自分が身近な生活のなかで「負」だと感じていることを解消しようと発想したものなので、プライベートでの気づきが反映されているとも言えます。もしかしたら公私のバランスが取りやすい会社にいるからこそできた発想かもしれません。

メイン業務と新サービス業務、それぞれにおける今後の展望を教えてください。

エンジニアとしては、いまや当たり前に存在し、人々の生活の基盤にもなっているインターネットサービスに関連したシステムの開発や保守をすることが多いので、より良いサービスを絶えず供給することに貢献し続けたいなと思っています。

新サービスについては、社会全体によい影響を及ぼすために、やはり身近な課題を解決することから始まると思っています。まずはいま進めている企画を具現化し、課題解決のプロセスを経験し実績を作って、その先で社会全体にもインパクトを与えていけたらと思います。

エンジニアでありながら新たなサービスの企画に携わりたいという目標を持ち、社内のプログラムを活用してその目標達成への道のりを歩む佐藤さんの姿は、若手社員の挑戦を後押しするBIGLOBEのなかで輝いている。

新サービス創出プログラムでは、佐藤さんのチームの他にも、今年新卒で入社した社員を含む多くの若手社員が積極的にアイデアを発表しているという。佐藤さんらが事業化に向けて進行中の新サービスも、他の社員が育てているまだ形になる前のアイデアも、いつかローンチされる日が楽しみでならない。

 

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取材・文:日比楽那
編集:大沼芙実子
写真:編集部撮影、ビッグローブ株式会社提供