あしたメディアがお送りするPodcast番組「あしたメディア Podcast」。2025年1月8日に配信された第31回目は2025年1本目の配信は新年に相応しい、地方出身者にとってお馴染みの「帰省」をテーマにお届けします。
帰省といっても、帰省先や帰省手段、馳せる思いなどは人それぞれで、文字通り「帰って省みる」効用もある帰省。そこで今回は「帰省とは一体なんなんだろうね?」ということを、お笑い芸人・九月さんと人類学者・磯野真穂さんと考えていきます。
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トークテーマ
最近いつ帰省した?/独自の帰省術/根深すぎる地元と“車の免許”の因果/帰省したら行く場所/土地のヒエラルキーは新幹線により入れ替わる?/新幹線が“帰省”に与えた功罪/帰省と呼んでいいのは、どの距離から?/地元と感じる“領域”と“帰省チェックポイント”/再開発=“見覚えの無い街”化/チェーン店が偉そうじゃない町は凄い/帰省先、無くなる問題/魂の帰省とは?/帰省において重要なファクター
ゲスト
九月 さん(写真左)
フリーで活動するお笑い芸人。1992年生まれ、青森県八戸市出身。京都大学を卒業後、研究職に就くことを念頭に京都大学大学院教育学研究科へ進学。現象学、社会学に傾倒し、社会的現実の多元性について研究。芸人としては、主にコントを中心に全国各地で単独公演を開催。X上で展開する「九月の『読む』ラジオ」も根強い人気を誇る。著書にエッセイ集『走る道化、浮かぶ日常』(祥伝社)がある。
磯野真穂 さん(写真右)
早稲田大学文化構想学部助教、国際医療福祉大学大学院准教授を経て、4年間在野の人類学者として活動。2024年より東京科学大学リベラルアーツ研究教育院教授。著書『コロナ禍と出会い直す 不要不急の人類学ノート 』(柏書房)が、第33回山本七平賞を受賞。他著書に『他者と生きる リスク・病い・死をめぐる人類学』(集英社)『なぜふつうに食べられないのか 拒食と過食の文化人類学』(春秋社)、『医療者が語る答えなき世界 「いのちの守り人」の人類学』(筑摩書房)、『ダイエット幻想 やせること、愛されること』(筑摩書房)、宮野真生子氏との共著『急に具合が悪くなる』(晶文社)。
ディレクター:吉岡葵
編集:中本光