2024年も残すところあと少し。皆さんにとって、どんな1年でしたか?
楽しいこともあれば、胸を痛めることもあった1年。本記事では、あしたメディアの人気記事から、2024年を振り返ります。こんなことあったな…という出来事だけで済ませずに、未来へ繋ぐために、一度立ち止まって想いを巡らせてみませんか。
能登半島地震を、風化させないこと
2024年の始め。1月1日に、能登半島地震が発生。そして今なお、復興作業は続いています。あしたメディアでは、被災地に届けられた「ムービングハウス」について取材しました。仮設住宅として着工から2週間あまりで完成した「ムービングハウス」の特徴や、復興作業の現場について取り上げています。
また、被災地へボランティアに赴いたあしたメディアの編集部員がお笑い芸人の川西賢志郎さんに出会ったことをきっかけに、インタビューが実現。現地のレポートを共有しながら、私たちが今できることについて考えています。
さらにこの先も私たちが能登に想いを寄せるために。2024年4月から10月にかけて能登の人々の暮らしや景色を撮った写真家の佐藤健寿さんに話を伺っています。佐藤さんの写真が展示される「写真展 能登 20240101」は、今後金沢と大阪で開催予定だそうです。
防災は、今や日本に住む人全員に関わる課題です。どう震災を予防するか?今後も一人ひとりが見直すことが大切ではないでしょうか。あしたメディアでは、日頃からできる防災アクションとして、防災バックの中身を取材しました。ぜひ年末年始の余裕があるタイミングで、防災について考えたり、話したりしてみてください。
エンタメは、今の社会を反映している?
あしたメディアでは新たに、2024年からPodcast番組「あしたメディア Podcast」がスタート。毎回ゲストをお招きし、様々な話題から、今の社会について読み解いています。
これまで特に人気だった回は、コラムニストのジェラシーくるみさんと、マンガ編集者のちよださんと、30歳の漠然とした不安の正体をテーマにお話した回。30歳のリアルが浮き彫りになりました。
2024年の流行語大賞となった「ふてほど」にも触れている大島育宙さんの『宮藤官九郎論』が注目を集めました。鋭い切り口で論じられるコラム「大島育宙のドラマ時評」も連載中です。
2023年のM-1グランプリで優勝した令和ロマンの高比良くるまさん。2024年も見事優勝。2連覇を果たし、一躍時の人となりました。そんな彼の漫才に向ける真摯な眼差しを、あしたメディアならではの視点でインタビューしています。
NHK連続テレビ小説では、「虎に翼」が話題に。日本初の女性弁護士が主人公となった本ドラマは、ジェンダーの問題や家父長制など、あらゆる生きづらさに正面から切り込み、多くの共感や気づきをもたらしました。あしたメディアでは、「虎に翼」にジェンダー・セクシュアリティ考証として参加した前川直哉さんに話を伺いました。
議論を呼び、政治への関心が高まった衆院選
2024年10月に行われた衆議院選挙。「政治とカネ」が大きな議題に挙げられたこの選挙。与党である自民党の議席が過半数割れという結果でした。
あしたメディアでは同時期に、若者という切り口から、選挙や政治について取り上げる企画「若者が見る“政治のいま”」がスタート。この連載は、2025年も配信していきます。
ギャグ漫画家の藤岡拓太郎さんにインタビューした記事では、藤岡さんに、日常のなかにおける政治との関わりに目を向けることの大切さや、一票を投じることの意義について伺いました。
そして藤岡さんも影響を受けたというのが、思い出野郎Aチームの高橋一さんへのインタビュー記事。音楽を通して、差別に対抗することについて述べられています。
インターネットが繋げる、これまでとこれから
2024年は、Chat GPTをはじめ、様々なAIが一般でも広く使われるようになりました。実際、どうやって使っているの?どう捉えているの?という素朴な疑問について、言語学者の川添愛さんと、作家の品田遊さんの対談が前後編で公開されています。
また、各方面で活躍する人とインターネットとの関わりを紐解く連載「わたしの歴史と、インターネット」がスタート。漫画家やモデル、VRアーティスト、写真家まで、様々な方にインタビューを重ねました。こちらの連載も続きますので、ぜひチェックしてみてください。
おわりに
いかがでしたでしょうか?あしたメディアは、社会を前進させる情報発信をテーマに、さまざまな声を聴き、声を伝えることを大切にしてきました。微力ながらも、記事を通して、新たな発見や気づきをお届けできていたら幸いです。
今年も、あしたメディアの記事をご覧いただき、ありがとうございました!
2025年も、さまざまな企画を鋭意制作中です。どうぞお楽しみに。
文:conomi matsuura
編集:白鳥菜都