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編集部厳選!2025年10月開催の注目カルチャーイベント



©TBSスパークル/TBS

あしたメディア編集部がピックアップした、直近で公開予定の注目作品や開催予定のイベント情報をお届けするカルチャーカレンダー。今回は10月のイベントについてお届けいたします。


<イベント情報>


<10月1日-11月3日>

舞台『秋の隕石2025東京』

2025年10月、舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」が開幕する。
アーティスティック・ディレクターを務めるのは、演劇作家・小説家として国内外で注目される岡田利規(チェルフィッチュ主宰)。日本の舞台芸術を牽引してきた岡田氏率いる「チーム秋の隕石」が志向するのは「ひらかれた芸術祭」であり、公式Webサイトから会場、プログラムに至るまで、その意識は徹底されている。隕石や暗渠といったイメージを手がかりに、そこにありながら不可視化されてきた存在に思いを巡らせ、新たな文脈として立ち上げることを試みている。

演劇に親しんできた人もそうでない人も、等しく参加者として迎えられる場を実現する試みは意欲的でありつつ、どこかあたたかい。これまでにない芸術祭を、ぜひ会場に足を運んで体感していただきたい。(Mizuki Takeuchi)

舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」

会期:2025年10月1日(水)〜11月3日(月・祝)
会場:東京芸術劇場、GLOBAL RING THEATRE〈池袋西口公園野外劇場〉 ほか
主催:東京舞台芸術祭実行委員会〔東京都、東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)〕
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流))|独立行政法人日本芸術文化振興会
協賛:アサヒグループジャパン株式会社
メディアパートナー:Tokyo Art Beat
協⼒:豊島区、⻄武鉄道株式会社、東武鉄道株式会社

▼舞台芸術祭「秋の隕石2025東京」公式WEBサイト
https://autumnmeteorite.jp

▼舞台芸術祭「秋の隕石」公式SNSアカウント
X(旧Twitter):舞台芸術祭「秋の隕石」:@autumnmeteorite
Facebook:舞台芸術祭「秋の隕石」:@autumnmeteorite
Instagram:舞台芸術祭「秋の隕石」:@autumnmeteorite

▼参考URL
https://autumnmeteorite.jp/ja

 

<10月3日>

映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』

世界の映画人たちに最も敬愛されている映画作家ポール・トーマス・アンダーソンが、あのディカプリオを起用したというのは事件だが、それは幸せな結果を生んだ。元革命家が娘を探すために立ち上がる本作は、変態警視のショーン・ペンや空手マスターのベニチオ・デル・トロなど、PTAらしい要素が膨らんで複雑に見えるが、その実、とてもシンプルな親子の絆の物語であり、再生の物語だ。(中井圭/映画解説者)

最愛の娘と平凡ながらも冴えない日々を過ごす元革命家のボブ(ディカプリオ)。突然、娘がさらわれ、生活が一変する。異常な執着心でボブを追い詰める変態軍人“ロックジョー”(ペン)。次から次へと襲いかかる刺客たちとの死闘の中、テンパりながらもボブに革命家時代の闘争心がよみがえっていく。ボブのピンチに現れる謎の空手道場の“センセイ”(デル・トロ)の手を借りて、元革命家として逃げ続けた生活を捨て、戦いに身を投じたボブと娘の運命の先にあるのは、絶望か、希望か、それともー

10月3日(金)全国公開 IMAX®/Dolby Cinema® 同時公開

出演:レオナルド・ディカプリオ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ、レジーナ・ホール、テヤナ・テイラー、チェイス・インフィニティ
監督/脚本:ポール・トーマス・アンダーソン 
撮影:マイケル・バウマン、ポール・トーマス・アンダーソン
衣装:コリーン・アトウッド 音楽:ジョニー・グリーンウッド 
2025年 アメリカ映画/2025年 日本公開作品/原題:ONE BATTLE AFTER ANOTHER
上映時間:162分/ビスタサイズ/2D/IMAX®2D/ドルビーシネマ2D/リニアPCM5.1ch+7.1ch+ドルビーアトモス(一部劇場にて)
字幕:松浦美奈/映倫区分:PG12/配給:ワーナー・ブラザース映画

© 2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation.
Dolby Cinema® is a registered trademark of Dolby Laboratories

▼参考URL
https://wwws.warnerbros.co.jp/onebattlemovie/

映画『アフター・ザ・クエイク』

村上春樹の短編をまとめて一つの物語に再構築した本作は、現実と非現実が揺らぎながら接近する独特の世界観を映像世界で表現する。その曖昧さにおいて特に明確な形を与えるのが、村上春樹原作の映画『ドライブ・マイ・カー』でも好演した岡田将生と、その存在そのものが捉えどころのない唯一無二の俳優、のん。後者は、これまでも震災との強い紐付きがあり、その目配せが本作でも象徴的だ。(中井圭/映画解説者)

1995 年、妻が姿を消し、失意の中訪れた釧路でUFOの不思議な話を聞く小村。2011年、焚き火が趣味の男と交流を重ねる家出少女・順子。2020年、“神の子ども”として育てられ、不在の父の存在に疑問を抱く善也。2025年、漫画喫茶で暮らしながら東京でゴミ拾いを続ける警備員・片桐。世界が大きく変わった30年、人々の悲しみや不幸を食べ続けたみみずくんが再び地中で蠢きだした時、人類を救うため“かえるくん”が現代に帰ってくる―

10月3日(金)より、テアトル新宿、シネスイッチ銀座ほかにて全国ロードショー

岡田将生 鳴海 唯 渡辺大知 / 佐藤浩市
橋本 愛 唐田えりか 吹越 満 黒崎煌代 黒川想矢 津田寛治
井川 遥 渋川清彦 のん 錦戸 亮 / 堤 真一

監督:井上 剛
脚本:大江崇允 音楽:大友良英
プロデューサー:山本晃久 訓覇 圭 アソシエイトプロデューサー:京田光広 中川聡子
原作:村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』(新潮文庫刊)より
製作:キアロスクロ、NHK、NHKエンタープライズ 制作会社:キアロスクロ 
配給・宣伝:ビターズ・エンド
©2025 Chiaroscuro / NHK / NHKエンタープライズ
2025/日本/カラー/DCP/5.1ch/2.00:1/132分

▼参考URL
https://www.bitters.co.jp/ATQ/

 

<10月7日>

ドラマ『火曜ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」』

©TBSスパークル/TBS

原作は、人気漫画家・谷口菜津子先生の同名漫画。第1話からSNSでバズり、「CREA夜ふかしマンガ大賞2024」第1位、「このマンガがすごい!2025 オンナ編」第4位を受賞した人気作品が、数々の話題作を生み出してきたTBS火曜ドラマとして実写化される。主人公の2人は、プロポーズ直後の別れ(!?)から、自分の価値観や自分らしさを料理を通して見つめ直し、自分を変えていこうとする。
家で出てくる料理は誰が作っているだろうか。料理は女性が、妻が、母が、作るのが当たり前だと思っていないだろうか。「そんなの当たり前だろ」と思った人も、「いやいや、いつの時代の話ですか」と思った人も、もれなく全員見てほしい。ここ数十年のジェンダーや家事、家族に関わる価値観の変遷を見ることができる。そして、自分の当たり前を見つめ直す等身大の主人公たちに出会うことができる。
この作品は、めまぐるしく変わる時代の価値観、そして、自分の価値観に向き合い、時に失敗しながらも変わりたいと願う私たちの話だ。(近森由佳)

恋人のために手の込んだ料理を作り、“恋人ファースト”な彼女を演じてきたゆえに、次第に自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、令和の時代には少し珍しい「料理は女が作って当たり前」と思っている亭主関白思考な海老原勝男(竹内涼真)は、大学時代から交際し、同棲にも慣れ、順調に思えていたが・・・プロポーズ直後に別れてしまう。
「料理を作る」というきっかけを通じて、“当たり前”と思っていたものを見つめ直し成長していく、2人の成長&再生ロマンスコメディ。

キャスト:
夏帆 竹内涼真
中条あやみ 青木 柚 前原瑞樹 サーヤ(ラランド) 楽駆 杏花 平原テツ 安藤輪子
池津祥子 菅原大吉

スタッフ:
原作:谷口菜津子「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(ぶんか社「comicタント」連載)
脚本:安藤 奎(劇団アンパサンド主宰・岸田國士戯曲賞受賞)
音楽:金子隆博
主題歌:This is LAST「シェイプシフター」(SDR)
プロデューサー:杉田彩佳、丸山いづみ
演出:伊東祥宏、福田亮介、尾本克宏
編成:関川友理
製作:TBSスパークル TBS

10月7日(火)よる10時スタート
毎週火曜よる10時放送

▼参考URL
https://www.tbs.co.jp/antaga_tbs/

 

<10月10日>

書籍『言語学者、生成AIを危ぶむ 子どもにとって毒か薬か』

仕事や対人関係がAIに代替され始めている現在、AIの是非が盛んに議論されている。そして、親が子どもにYouTubeやSNSを何歳から利用させるべきかと悩むように、AIの利用についても悩み始めている親は多いだろう。そこで、子どもの言語習得にAIがどのような影響を及ぼすのかについて、言語学者であり、2児の父である、川原繁人が論じた本が発売される。本書を通して、子どもとAIの関係性について深く考えたい。(前田昌輝)

生成AIと人間の言語システムには、決定的な違いがある――それにもかかわらず、今、言語習得過程にある子どもたちに「おしゃべりする生成AI」が手渡されようとしている。2児の父でもある言語学者が、切実な危機感を込めて警鐘を鳴らす。

著者:川原繁人
出版社:朝日新聞出版

 

<10月19日>

ドラマ『連続ドラマW「1972 渚の螢火」』

2023年にWOWOWで放送された『フェンス』は、米軍基地の問題や性暴力など、沖縄で起こる様々な問題を深く掘り下げ、大きな話題となった。そして今回、WOWOWが新たに、1972年の本土復帰前の沖縄を舞台にしたドラマ『1972 渚の螢火』を放送する。本作主演の高橋一生は、今年配信された台湾有事を題材としたドラマ『零日攻撃 ZERO DAY ATTACK』(2025)に出演しており、社会性の高いドラマへの出演が相次いでいる。「WOWOW」×「沖縄」×「高橋一生」という組み合わせに期待が高まる。(前田昌輝)

1972年、本土復帰目前、混沌とした沖縄で繰り広げられるクライムサスペンス!琉球警察×地元ギャング×アメリカ、100万ドル強奪事件の裏に隠された真相とは——。

出演:
高橋一生 
青木崇高 城田優 
清島千楓 嘉島陸 佐久本宝 広田亮平 藤木志ぃさー ベンガル
沢村一樹 小林薫

原作:坂上泉『渚の螢火』(双葉文庫刊) 監督:平山秀幸 脚本:常盤司郎 倉田健次 音楽:安川午朗
撮影:藤石修 照明:鈴木康介 録音:中里崇 美術:中澤克巳 装飾:小山大次郎 スタイリスト:森本裕治 メイク:東村忠明
スクリプター:川野恵美 編集:洲﨑千恵子 音響効果:大塚智子 助監督:村上秀晃、野本史生 制作担当:宿崎恵造 
VFXプロデューサー:進威志 アクションコーディネーター:佐々木修平 キャスティングプロデューサー:山口正志
プロデューサー:高江洲義貴 廣瀬雄  制作プロダクション:東北新社  製作著作:WOWOW

10月19日(日)スタート
毎週日曜午後10:00放送・配信(全5話)【第1話無料放送】

▼参考URL
https://www.wowow.co.jp/drama/original/1972nagisanokeika/

 

<10月24日>

映画『愚か者の身分』

から騒ぎの青春と他者を不幸に陥れる闇バイトの日々が併せて描かれる本作。画面にうっすら漂う不穏が徐々に彼らの日常に追いつく気配に、観客の喉元はじわじわと締め上げられていく。想定以上に陰惨に因果応報は描かれ、観る者の甘えは易々と砕かれる切なさがある。(中井圭/映画解説者)

SNSで女性を装い、言葉巧みに身寄りのない男性たち相手に個人情報を引き出し、戸籍売買を日々行うタクヤ(北村匠海)とマモル(林裕太)。彼らは劣悪な環境で育ち、気が付けば闇バイトを行う組織の手先になっていた。闇ビジネスに手を染めているとはいえ、時にはバカ騒ぎもする二人は、ごく普通の若者であり、いつも一緒だった。タクヤは、闇ビジネスの世界に入るきっかけとなった兄貴的存在の梶谷(綾野剛)の手を借り、マモルと共にこの世界から抜け出そうとするが──。

10月24日(金) 全国公開

北村匠海
林 裕太 山下美月 矢本悠馬 木南晴夏
綾野 剛
プロデューサー:森井 輝 監督:永田 琴 脚本:向井康介
原作:西尾 潤「愚か者の身分」(徳間文庫)
製作:映画「愚か者の身分」製作委員会 製作幹事:THE SEVEN
配給:THE SEVEN ショウゲート
©️2025映画「愚か者の身分」製作委員会

▼参考URL
https://orokamono-movie.jp/

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