亜欧堂田善《両国図》重要美術品 秋田市立千秋美術館(前期・後期)
あしたメディア編集部がピックアップした、直近で公開予定の注目作品や開催予定のイベント情報をお届けするカルチャーカレンダー。今回は3月18日〜3月31日までのイベントについてお届けいたします。
<イベント情報>
<3月15日>
展示『春の江戸絵画まつり 司馬江漢と亜欧堂田善 かっこいい油絵』
司馬江漢《寒柳小禽図》(後期)
油絵といえば、ヨーロッパの画家を思い浮かべる人が多いかもしれないが、江戸時代の日本でも油絵を描いた画家がいた。油絵独特の深みのある色合いで表現された江戸時代の日本の風景を楽しんでほしい。(おのれい)
春の江戸絵画まつり
司馬江漢と亜欧堂田善 かっこいい油絵
会期 :
2025年3月15日(土)〜2025年5月11日(日)
前期2025年3月15日(土)〜2025年4月13日(日)
後期2025年4月15日(火)〜2025年5月11日(日)
※作品の大幅な展示替えを行います。
会場:府中市美術館
住所:183-0001 東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内) Google Map
時間:午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(5月5日をのぞく)
観覧料:一般800円(640円)、高校・大学生400円(320円)、小・中学生200円(160円)
公式サイト:https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakuten/koukan_denzen.html
▼参考URL
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
<3月20日>
映画『教皇選挙』
捻りも面白い。ローマ教皇を決定する選挙をめぐり、高い地位の聖職者たちが抱える我欲や罪が徐々に浮かび上がる。それ自体が完全な人間など存在しないことを示唆しながら、宗教の枠組みを超え右左で分断する社会へと差し伸べられたメッセージは、挑戦的で事件性が高い。(中井圭/映画解説者)
カトリック教会の最高指導者、ローマ教皇が心臓発作で急逝した。それに伴い、イギリス人の首席枢機卿トマス・ローレンス(レイフ・ファインズ)は悲しみに暮れる間もなく、新たな教皇を決定するためのコンクラーベを執り行う重大な責務を負う。3週間後、コンクラーベの前日。バチカン宮殿とその周辺では厳戒態勢が敷かれ、セキュリティ対策などの準備が大詰めに差しかかっていた。そして高位聖職者の枢機卿たちが、世界各地から続々とバチカンに集結する。コンクラーベの期間中、100人余りの枢機卿団は外部との接触を禁じられた隔離状態に置かれ、宿泊施設の聖マルタの家と選挙会場のシスティーナ礼拝堂を行き来することになる。慌ただしく準備に追われるローレンスは、事前のリストに載っていない枢機卿が現れたことに驚く。それはアフガニスタンのカブール教区からやってきたベニテス(カルロス・ディエス)で、生前の前教皇が秘密裏に枢機卿に任命したメキシコ人だった。
3月20日(木・祝)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:エドワード・ベルガー(『西部戦線異状なし』)
脚本:ピーター・ストローハン(『裏切りのサーカス』)
原作:ロバート・ハリス著「CONCLAVE」
出演:レイフ・ファインズ、スタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、イザベラ・ロッセリーニ
2024年|アメリカ・イギリス|英語・ラテン語・イタリア語|カラー|スコープサイズ|120分|
原題:CONCLAVE|字幕翻訳:渡邉貴子|G
配給:キノフィルムズ
(C) 2024 Conclave Distribution, LLC.
▼参考URL
https://cclv-movie.jp/
書籍 慎 泰俊『世界の貧困に挑むマイクロファイナンスの可能性』(岩波新書)
本書は、貧困が「自己責任」ではなく「構造的な問題」であることを明確にし、マイクロファイナンスがどのように機能し、どのような課題を抱えているのかを、具体的な事例とともに解説する。貧困問題に関心のある人はもちろん、ビジネスを通じた社会課題解決に興味を持つ人にも強く薦めたい。単なる理論書ではなく、実践の現場から紡がれたリアルな知見が詰まった一冊。(Mizuki Takeuchi)
世界人口の半分近くが貧困の中にある。生活環境を変えるためにはお金が必要だが、貧しい人々にとってはお金を借りることも返すことも困難だ。ではどうしたらいいのか。――この世界的課題を解決するのが、小さな金融サービス=マイクロファイナンスだ。その実践に取り組む著者が、現状と課題を最前線から伝える。
ISBN:9784004320555
出版社:岩波書店
ページ数:256ページ
定価:960円(本体)
発行年月日:2025年03月19日
発売予定日:2025年03月22日
▼参考URL
https://www.iwanami.co.jp/book/b658509.html
<3月21日>
書籍『物語じゃないただの傷』
『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』(河出書房新社、2020)の著者、大前粟生の新著。本作は、フェミニズム推進の発言をする男性とジェンダー平等の推進に違和感を覚える男性の交流を描く。マイノリティのエンパワメントに対してバックラッシュが起きている昨今において、本作のラストは社会の希望である。(前田昌輝)
“男のくせにフェミニストやポリコレにおもねった”発信で人気を博す後藤。ある日、片脚の悪い男・白瀬が、後藤のとある秘密を盾に「家に住ませろ」と脅迫してきて…。著者渾身の衝撃作!
著者: 大前粟生
ページ数:144ページ
ISBN:978-4-309-03950-3 / Cコード:0093
予価:1,892円(本体1,720円)
出版社:河出書房新社
▼参考URL
https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309039503/
<3月22日>
ライブ『コーヒーブレイク』
10年以上前から親交のあるDr.ハインリッヒとヤーレンズのネタ・トークライブ。2024年8月20日に開催された前回は、芸人がお笑いのジェンダー問題について語る姿を生で見れるというとても貴重なライブであった。今回はどんな話題が出るのか。お笑い好きは必見。(前田昌輝)
ご好評につき、大阪でも開催決定!
一般的な「お笑いライブ」とは一線を画した、あまりにも濃厚なもはや「シンポジウム」ともいえるライブ!!!!「おもしろい」とはこう言うことだ!!ろ!!?
2組がコーヒーを飲みながら、トークして、気分で漫才もする!!異質な空間を体験せよ!!!!配信もある!!!!
日時:3月22日(土)19:00開場/19:30開演
出演:Dr.ハインリッヒ
ヤ―レンズ(ケイダッシュステージ)
料金:前売3,500円/当日4,000円
オンライン配信 2,000円
▼参考URL
https://live.yoshimoto.co.jp/live/live-16779/
<3月26日>
新NISA批評演劇『悲円 -pi-yen-』
「投資」や「為替」を題材とした、演劇団体「ぺぺぺの会」の最新公演。名作であるチェーホフの「ワー二ャ伯父さん」と「新NISA」が題材となっている。
チケット価格も日経平均株価に準じた価格変動制を採用しており、購入日によって価格が変動する。私たちの暮らしと経済のつながりが舞台上でどんな結びつきを生み出すのか、劇場で確かめたい。(カネコハルナ)
【日程】
3/26(水) 19:30
3/27(木) 19:30
3/28(金) 19:30
3/29(土) 14:00 / 18:00
3/30(日) 14:00 / 18:00
3/31(月) 15:00
※受付開始・開場は開演の30分前 【会場】 ギャラリー南製作所
〒144-0034 東京都大田区西糀谷2-22-2 📍MAP
(京急蒲田駅から徒歩15分、京急空港線糀谷駅から徒歩13分)
【チケット】
日経平均株価に準じた価格変動制を採用しています。
一般チケット:3,343円(3/3~3/9まで)
おすそわけチケット:500円 or 1,000円 [事前精算・おすそわけチケット購入]
https://piyen.peatix.com
※事前精算は、毎週金曜の日経平均株価の終値(15:30時点)× 0.09円が、翌週のチケット代の料金になります。
例:1/17(金)の日経平均株価終値 38,451.46円× 0.09 = 3,460円が、翌週1/20(月)~1/27(日)まで適応となります。
※おすそわけチケットは、購入いただいた分が他の人におすそわけされます。
3,500円分が貯まると、他のだれかのために無料のチケットが1席ストックされる仕組みです。おすそわけチケットをご利用される場合は、後日公開されるGoogleフォームからご予約をお願いします。
[当日精算]
https://shibai-engine.net/prism/pc/webform.php?d=t75siklx
※当日精算は、ご観劇日当日の日経平均株価の始値(9:00時点)×0.09 がチケット料金になります。
【出演】
石塚晴日、熊野乃妃、佐藤鈴奈、宮崎明音、侑沙、村田活彦、岸本昌也
【スタッフ】
作・演出:宮澤大和
演出補佐:坂本奈央(終のすみか)
舞台監督:星善之(ほしぷろ・旅するたたき場)
照明:男山愛弓
作曲・音響:水瀬時帆
宣伝美術:羽田朱音
制作企画:石塚晴日
制作経理:佐藤鈴奈
主催:ぺぺぺの会
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 [東京芸術文化創造発信助成]
▼参考URL
https://live.yoshimoto.co.jp/live/live-16779/
<3月30日>
ライブ『【大阪】文字と笑いのコラボレーション! 新感覚お笑いライブ「視聴覚室」』
大阪難波にある劇場「YES THEATER」で、新感覚のお笑いライブが開催される。なんと、文字とお笑いがコラボレーション。聴覚に障がいがある人でも楽しめるように手話通訳がついており、一部の漫才では、舞台後方のスクリーンに字幕が投影される特別な漫才を堪能できる。関西で活躍する若手芸人たちのネタが、どのように表現されるのか注目だ。(conomi matsuura)
文字と笑いのコラボレーション! 新感覚お笑いライブ「視聴覚室」
時間:17:30開場 18:00開演
出演者:もりやすバンバンバンビガロ、ネイビーズアフロ、もも、タイムキーパー、MC:令和喜多みな実 河野
チケット料金:前売1,300円 当日1,500円
チケット購入方法:http://yoshimoto.funity.jp/にアクセス
⇒『文字と笑いのコラボレーション! 新感覚お笑いライブ「視聴覚室」 』で検索
主催・企画制作:吉本興業/博報堂
後援:公益社団法人 大阪聴力障害者協会