あしたメディア編集部がピックアップした、直近で公開予定の注目作品や開催予定のイベント情報をお届けするカルチャーカレンダー。今回は11月12日〜11月25日までのイベントについてお届けいたします。
<イベント情報>
<11月12日>
展示『写真展 能登20240101』
2024年1月1日に発生した能登半島地震と同年9月の豪雨災害は、能登半島を中心に甚大な被害をもたらした。本展示は、能登のいまを伝え、復興を応援するために、石川県観光ブランドプロデューサーの松任谷由美さんと写真家の佐藤健寿さんが協力し、石川県と東京都が連携して開催する写真展である。本展示を通して、能登に思いを馳せてみてはいかがだろうか。(前田昌輝)
佐藤健寿氏が各地で撮影した被災地の様子や復興の状況、震災後に住民の手により実現した勇壮な祭礼「あばれ祭」の様子など、能登半島の今を伝える数々の写真を展示します。
また、松任谷由実が震災後に現地を訪れた際の写真、復興を応援するために制作した「acacia[アカシア]」のミュージックビデオ、二人が能登に対する想いを語る動画もご覧いただけます。
さらに、「今行ける能登」の紹介や石川・東京間の交流促進に向けた情報発信も行います。
○東京会場(「写真展 能登 20240101 -316days later-」)
期間:2024年11月12日(火)から12月25日(水)まで(月曜日は休業)
平日 11時から21時まで(最終入場20時30分)
土休日 10時から19時まで(最終入場18時30分)
場所:SusHi Tech Square 1F Space 東京都千代田区丸の内3丁目8-3
○金沢会場(「写真展 能登 20240101 -374days later-」)
期間:2025年1月9日(木)から1月19日(日)まで
平日/土休日 10時から18時まで
場所:石川県政記念しいのき迎賓館 ギャラリーB 石川県金沢市広坂2丁目1-1
○大阪会場(「写真展 能登 20240101 -390days later-」)
期間:2025年1月25日(土)から2月2日(日)まで
平日/土休日 11時から20時まで
場所:KITTE大阪 2F @JP Cafe 大阪府大阪市北区梅田3丁目2-2
※いずれも入場無料
▼参考URL
https://noto20240101.tourism-alljapanandtokyo.org/
<11月15日>
映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』
映画史に残る偉大な前作のその後を描いた本作は、「続編だが別の物語」という形式を取らずに、歳月を経て、本気で前作の決着をつけにかかる。前作同様、リドリー・スコットが監督をしていることが寄与し、ポール・メスカルとデンゼル・ワシントンが映画に重さをもたらす。(中井圭/映画解説者)
ローマ帝国が栄華を誇っていた時代。平穏な暮らしを送っていたルシアスは、将軍アカシウス率いるローマ帝国軍の侵攻により愛する妻を殺され、捕虜として拘束されてしまう。すべてを失いアカシウスへの復讐をモネに誓ったルシアスは、謎の奴隷商人・マクリヌスに買われ、ローマへと赴くことに。そこで剣闘士<グラディエーター>となった彼は、復讐心を胸に、力のみが物を言うコロセウム<円形闘技場>で待ち受ける戦いへと踏み出していく。
11月15日(金) 公開
監督:リドリー・スコット
脚本:デヴィッド・スカルパ
キャラクター創造:デヴィッド・フランゾーニ
ストーリー:ピーター・クレイグ、デヴィッド・スカルパ
出演:
ポール・メスカル:(『異人たち』、『aftersun/アフターサン』)
ペドロ・パスカル:(『ワンダーウーマン1984』、「マンダロリアン」)
コニー・ニールセン:(『グラディエーター』、『ワンダーウーマン』)
デンゼル・ワシントン:(『イコライザー』シリーズ、『マグニフィセント・セブン』)
ジョセフ・クイン:(『クワイエット・プレイス:DAY 1』、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4)
フレッド・ヘッキンジャー:(『クレイヴン・ザ・ハンター』)
リオル・ラズ:(『6アンダーグラウンド』)
デレク・ジャコビ:(『グラディエーター』、『英国王のスピーチ』)
配給:東和ピクチャーズ
©2024 PARAMOUNT PICTURES.
▼参考URL
https://gladiator2.jp/
映画『対外秘』
選挙と権力闘争を韓国で描くと、ここまで規格外の強烈なものになるのかと思わされる。三つ巴となるチョ・ジヌン、イ・ソンミン、キム・ヨムル。役者がそれぞれが強い個性を発揮して記憶に焼き付き、振り落とされそうな急展開でも観客を置き去りにしない点も、本作の魅力。悪は存在しない、ならぬ、悪しか存在しない。(中井圭/映画解説者)
1992年、韓国の釜山。与党の公認候補を約束されたヘウンは、国会議員選挙への立候補を決意する。ところが、陰で国をも動かす黒幕のスンテが、公認候補を自分の言いなりになる男に変える。虫けらのように踏みつぶされたヘウンは、リベンジを果たすべく国を揺るがす〈極秘文書〉を手に入れ、ギャングのピルドとチームを組み無所属で出馬する。地元の人々からの絶大な人気を誇るヘウンは支持率1位を獲得するが、スンテが戦慄の逆襲を仕掛ける。だが、この選挙は、壮絶な権力闘争の始まりに過ぎなかった──。
11月15日(金)シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷 他全国公開
監督:イ・ウォンテ 『悪人伝』
出演: チョ・ジヌン 『工作 黒金星と呼ばれた男』『警官の血』 イ・ソンミン 『KCIA 南山の部長たち』『復讐の記憶』 キム・ムヨル 『悪人伝』『犯罪都市 PUNISHMENT』
2023 |韓国|韓国語|116分|カラー|スコープ|原題:대외비(英題:THE DEVIL'S DEAL)|5.1ch|字幕翻訳:鷹野文子| 映倫区分:G
▼参考URL
https://taigaihi.jp/
漫画『しあわせは食べて寝て待て 5巻』
タイパ・コスパが叫ばれる昨今。仕事や趣味、何をするにしてもそれらが付いて回る時代だからこそ、ほっと一息つく時間が必要だ。
主人公たちの温かい団地暮らしは私たちの心に寄り添ってくれるだろう。日々に疲れきってしまい、自分と向き合う時間がなかなか取れなくなってしまった人にほど読んでほしい作品。(吉岡葵)
【あらすじ】
どうにもならない日々を持ちこたえるヒント。
持病のために、週4回のパートで生計をたてている麦巻さとこ。
ままならない体調のせいで、時には諦めざるをえないことも。
落ち込んだ日は、おいしいごはんで元気をたくわえて。
団地や職場で広がる関係に、少しずつ前を向くさとこですが…?
【お知らせ】
「しあわせは食べて寝て待て」は月刊フォアミセスにて好評連載中。単行本の続きが読める分冊版も、各電子書店で配信中です。
11月15日(金)発売 水凪トリ
A.L.C.DX 秋田書店
<11月16日〜11月17日>
イベント『TOKYO周穫祭2024』
各地域のグルメと観光を東京で堪能できる、楽しくて美味しいイベント。ご当地グルメや地元食材を使った料理などこだわりのグルメが集結する「TOKYOグルメキッチンカー」や東京で作られているお酒を味わえる「TOKYO周穫祭Bar」といった食にとどまらず、東京の温泉を楽しめる「足湯体験」、東京各地の観光スポットを疑似旅行できるVR体験など、東京都の魅力を様々な角度から体験できるコンテンツが盛りだくさん。東京の魅力が満喫できる1日になること間違いなし!(安井一輝)
名称:TOKYO周穫祭2024
日時:11月16日(土)・11月17日(日)
時間:土10:00~18:00、日10:00~17:00
会場:国際フォーラム
▼参考URL
https://tokyo-syuukaku-sai.jp/
<11月20日〜5月31日>
展示『風船爆弾作戦と本土決戦準備 —女の子たちの戦争—』
1944(昭和19)年~1945年の時期に、登戸研究所で日本陸軍が全力を挙げて開発・製造を行っていた風船爆弾は、1944年11月から1945年4月にかけて9300発が発射された。本展示では、多数の女学生たちを動員して製造されていた風船爆弾の計画や結末、陸軍が風船爆弾に強くこだわった理由を明らかにする。また、風船爆弾作戦が実施された時期に準備を進めていた本土決戦や敗戦に際しての証拠隠滅の指示などを資料から詳細に検証する。(前田昌輝)
【開催概要】
会期:2024年11月20日(水)~2025年5月31日(土) 10時~16時
休館日:日曜~火曜,12月26日(木)~2025年1月7日(火)、18(土)、2月5日(水)、7日(金)
会場:明治大学平和教育登戸研究所資料館
開館時間:水曜~土曜(祝日も開館) 10:00~16:00
入館料:無料
主催:明治大学平和教育登戸研究所資料館
後援:川崎市,川崎市教育委員会
【関連イベント】
1.リバティアカデミー オープン講座/企画展講演会 「風船爆弾作戦と本土決戦準備 —80年前の登戸研究所—」
内容:本企画展に関する内容を、日本近現代史の専門家の視点から深く掘り下げます。
開催日時:2024年12月14日(土)13:00~15:30 ※開場12:30
会場:明治大学生田キャンパス中央校舎6階メディアホールおよびオンライン(Zoomウェビナー)
講師: 山田朗(明治大学平和教育登戸研究所資料館館長,明治大学文学部教授
定員:【会場】270名,【オンライン】400名 ※いずれも要事前予約
参加申し込み方法:参考URLよりお申し込みください。
2.企画展展示解説
内容:館長 山田朗が参加者と展示を巡りながら企画展の見どころを解説します。
開催日時:2025年1月11日(土)、2月1日(土)、3月8日(土)、5月10日(土) 各日13:00〜14:00
定員:20名(申し込み先着順)
申し込み方法:参考URLよりお申し込みください。
▼参考URL
https://www.meiji.ac.jp/noborito/info/mkmht000001pi4kf.html
<11月21日>
書籍『異性愛という悲劇』
「異性愛者の皆さんが心配だ。」という一文から始まる本書では、クィアの視点から「異性愛」について語られている。本書は、異性愛を前提としてつくられた社会に生きる私たちにとって、「異性愛」を捉え直す重要な機会となるに違いない。(前田昌輝)
あなたはこれからも、怠け者で思いやりに欠け、腹を割って話せる友人もおらず、セラピーにも通おうとしない、子育て並みに手のかかる、ケア目当ての男性と交際したいですか?
異性愛の文化の中で人気を博す映画・ドラマ、恋愛指南書の変遷、ナンパ教室でのフィールドワーク、クィアの仲間たちへのインタビューを通して、同性愛者(レズビアン)の研究者がまなざす、異性愛という悲惨な異文化の正体。世界をひっくり返す、新時代のパートナーシップ論!
著者:ジェーン・ウォード
翻訳者:安達眞弓
解説者:トミヤマユキコ
出版:太田出版
▼参考URL
https://www.ohtabooks.com/publish/2024/11/19171215.html
<11月23日>
イベント『Shibuya Street Dance Week 2024』
世代・国籍を問わず、ストリートダンスを楽しむことができる国内最大規模のストリートダンスの祭典。高校生ダンスバトルや、即興ダンスバトル、来場者が一体となって踊る参加型ダンス、親子向けのダンスワークショップなど、多様なプログラムでダンスの可能性を感じることができる。
今回で10回目の開催となるSSDW2024では、ストリートダンスを人と人とをつなげるものとして位置づけている。渋谷という最先端カルチャー都市で開催されるこのイベント。世代、国籍、障害の有無を問わず、あらゆるダンサーとオーディエンスがダンスを楽しむフェスティバルを、ダンスの魅力を感じ取ろう!(安井一輝)
名称:Shibuya Street Dance Week 2024(SSDW2024)
日時:11月23日(土・祝)
時間:11:00~16:00
会場:代々木公園
アンバサダー:REIKOほか
審査員:JUN、KENTOほか
▼参考URL
https://streetdanceweek.jp/top/
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