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編集部厳選!2024年10月1日〜14日開催の注目カルチャーイベント

あしたメディア編集部がピックアップした、直近で公開予定の注目作品や開催予定のイベント情報をお届けするカルチャーカレンダー。今回は10月1日〜10月14日までのイベントについてお届けいたします。


<イベント情報>


<開催中>

展示『Perfume Disco-Graphy 25年の軌跡と奇跡』

テクノロジーとエンターテイメントを掛け合わせて最先端のライブステージを生み出してきたPerfumeと、彼女たちと活動を支えたクリエイターチームの技術に触れられる体験型展示会。会期が残り2週間と迫っているが、日本を代表するアーティストのビハインドを体験してみては。(おのれい)

Perfumeメンバーの驚異的な「身体性」とその舞台を支えるクリエイターたちの「テクノロジー」のそれぞれが研鑽を重ねて生まれる“奇跡の同期(シンクロ) ”をテーマに、Perfume が作り上げてきたライブステージの軌跡を再現し、それを Perfume 視点で体験することのできるエキシビション。

期間:2024年8月9日(金)〜2024年10月14日(月・祝)
開館時間:10:00〜20:00(最終入場 19:30)※イベント時は異なる
会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C (東京都港区虎ノ門 2-6-2 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F)
主催:TOKYO NODE (森ビル株式会社)
協力:株式会社アミューズ/ユニバーサル ミュージック合同会社
協賛:ソニー・ホンダモビリティ株式会社/Veuve Clicquot
機材協力:株式会社カスト/ソニー株式会社/株式会社 NAGISO
特設ページ:https://www.tokyonode.jp/sp/perfume/index.html
チケット:オンラインでの日時予約制

 

<10月4日>

漫画『呪術廻戦』第28巻

©芥見下々/集英社

先日、ジャンプ本誌では最終回を迎えた本作。単行本でも、人外魔境新宿決戦がいよいよ佳境へと突入。
「五条悟」と並ぶほどの才能の原石と評され、宿儺・羂索も一目置く存在である、日車寛見。
作中屈指のチート能力を誇る日車の「処刑人の剣」は果たして、宿儺に届くのか。(吉岡葵)

【あらすじ】
宿儺の術式没収が叶わず、日車は虎杖らと分断され、宿儺と一人対峙する――!! 日車の”必死”の剣の一撃は、果たして宿儺に届くのか…!? そして、激戦極まる新宿に辿り着いた”現代の異能”乙骨が、領域を展開し!?

10月4日(金)発売 芥見下々
ジャンプコミックス 集英社

▼参考URL
https://www.shonenjump.com/j/rensai/list/jujutsu.html

 

映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』

もしアメリカ合衆国で内戦が起きたら・・・。経済格差や人種問題をはじめ、あらゆる状況で分断が加速する現実世界を投影したかのような本作。すぐそばを銃弾が飛び交う臨場感と緊張感はもちろん、『エクス・マキナ』のアレックス・ガーランド監督による卓越したビジュアルと冷徹な視点が冴え渡る。まさに大統領選を控えたアメリカを批評するテーマでありながら、報道カメラマンのお仕事映画の側面も。(中井圭/映画解説者)

分裂し混沌とするアメリカ。テキサスとカリフォルニアからなる「西部勢力」が政府と内戦状態に陥っていた。西武勢力の圧倒的優勢で、政府の首都ワシントンD.C.は陥落間際となる中、戦場カメラマンのリーたちジャーナリスト一行は、大統領に独占インタビューのスクープをとるべく、ニューヨークからホワイトハウスへと車を進めるのだが・・・

10月4日金曜全国公開

監督/脚本:アレックス・ガーランド
キャスト:キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニ―
配給:ハピネットファントム・スタジオ
原題:CIVIL WAR|2024年|アメリカ・イギリス映画|109分|PG12

(C)2023 Miller Avenue Rights LLC; IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.

▼参考URL
https://happinet-phantom.com/a24/civilwar/

 

映画『HAPPYEND』

『Ryuichi Sakamoto | Opus』で坂本龍一氏の最晩年の姿をおさめた空音央監督による初の長編劇映画。右傾化し排外主義が進行した近未来の日本を生きる高校生たちの姿を描く。幼なじみでつるんできた悪友との間に生まれ始める、わずかだが決定的なズレ。誰しも何かしら経験してきた関係性のギャップが疼くが、分断と絶望に抗う希望を鮮やかに描く本作は、新しくも正しき現代の青春劇。(中井圭/映画解説者)

排外主義的な空気が漂う近未来の日本で、高校生3年のユウタとコウは仲間たちと学校に忍び込み、軽い気持ちで校長に思いもよらないイタズラを仕掛ける。そのイタズラに激怒した校長は、学校内に生徒監視システムを導入。社会の締め付けが楽しかった学校生活にも及んできたことをきっかけに、仲良く過ごしてきた仲間たちとの間で少しずつ溝が生まれ始める。

10月4日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開

監督・脚本:空 音央
撮影:ビル・キルスタイン
美術:安宅紀史
音楽:リア・オユヤン・ルスリ 
サウンドスーパーバイザー:野村みき
プロデューサー:アルバート・トーレン、増渕愛子、エリック・ニアリ、アレックス・ロー アンソニー・チェン
製作・制作: ZAKKUBALAN、シネリック・クリエイティブ、Cinema Inutile
配給:ビターズ・エンド
日本・アメリカ/2024/カラー/DCP/113分/5.1ch/1.85:1 【PG12】

© 2024 Music Research Club LLC

▼参考URL
https://www.bitters.co.jp/HAPPYEND/

 

<10月5日>

展示『その「男らしさ」はどこからきたの?』

社会に浸透する「有害な男らしさ(トキシック・マスキュリティ)」の問題点が指摘されることも多くなった現代において、本展覧会は、「男らしさ」とは何かを考える重要な機会となるに違いない。(前田昌輝)

【展覧会】
本展覧会は東京という都市を舞台に、アーティストに国際的な作品発表と制作の場を提供する写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」内で行われる企画の1つである。写真・ジェンダー表象研究者の小林美香がキュレーターを務め、日本の戦後社会における写真作品や映像作品、広告や広報などに表象される男性のイメージを通して、「男らしさ」の実態を批評的に検証する。

キュレーター:小林美香
アーティスト:甲斐啓二郎、高田冬彦
期間:2024年10月5日(土)〜27日(日)
会場:正栄ビル 2F
主催:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
主管:株式会社シー・エム・エス
企画:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO実行委員会

【トークショー】
日本写真を題材とする本展覧会に関連したトークショーを開催。サンフランシスコ近代美術館(SF MoMA)やボストン美術館のキュレーターをはじめ、国際的なアートワールドで活躍する方々が来日し、日本写真が高く評価される理由などを語る。

期間:2024年10月19日(土)〜21日(月)
会場:東京ミッドタウン八重洲 5F STUDIO
定員:約30名
入場料:各セッション 2,000円(税込) ※ArtStickerから近日発売予定
配信:ライブ配信(有料) ※アーカイブ配信はクラウドファンディングのリターンとします
主催:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY
問い合わせ:t3@u-an.co.jp

▼参考URL
https://t3photo.tokyo/

 

<10月8日>

漫画『女の園の星』第4巻

「カラオケ行こ!」の作者・和山やまさんが送る学園コメディ。
とある女子校で勤務する星先生の日常を描いた本作。一癖も二癖もある生徒や同僚たちとのなんてことのない日常がとにかく愛おしい!
最近笑いが足りてないと感じた人にほどぜひ読んでほしい、作品。(吉岡葵)

【あらすじ】
夏休みに入っても、星先生たちは変わらず出勤。けれど、小林先生が見知らぬ少年を連れてきたり、生徒が私服で来ていたり、 卒業アルバムの撮影が始まったりと、夏休みの職員室はやっぱりちょっと特別です。ある休日には、メガネ店にてメガネな皆さんが集結してしまい...?イベント未満な日常の、最高にくだらない瞬間の連続があなたを笑いの渦へと誘います!番外編「中村先生、運動を始める。」も収録し、ず~っとこの夏休みの中にいたくなる第4巻!!!

10月8日(火)発売 和山やま
FEEL COMICS swing 祥伝社

▼参考URL
https://www.shodensha.co.jp/onnanosononohoshi/

 

<10月11日>

映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』

前作で社会の抑圧から狂気を抱えて6人を殺害したジョーカーことアーサー。続編である本作は、収監されて裁判を受ける身となった彼の姿を描く。前作とはスタイルを少し変えた本作だが、両作に通底するのは個人の狂気が社会に及ぼすもの。本作の、一度拡がってしまうと止めようがない狂気の社会的感染は、あらゆる良識が無効化され、ただ狂気だけが加速した我々の現実社会を投射する。(中井圭/映画解説者)

生放送中の殺人など、多くの罪を犯したジョーカーは、裁判を受ける身として収監される。そんな彼の前に、リーというひとりの謎の女性が現れる。リーはジョーカーの抱えた狂気を受け継いで、さらにジョーカー自身をも扇動していく。

10月11日(金)全国劇場公開
ワーナー・ブラザース映画
(c) & TM DC (c) 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
IMAX(R) is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema is a registered trademark of Dolby Laboratories

監督:トッド・フィリップス
出演:ホアキン・フェニックス、レディー・ガガ、ブレンダン・グリーソン、キャサリン・キーナーほか

▼参考URL
https://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/