
あしたメディア編集部がピックアップした、直近で公開予定の注目作品や開催予定のイベント情報をお届けするカルチャーカレンダー。今回は8月のイベントについてお届けいたします。
<イベント情報>
<8月1日>
映画『長崎―閃光の影で―』

長崎に原爆が投下された時、現場では何が起きていたのかを、俯瞰視点を排して看護学生の視点から描いた本作。その悲痛が切実なほど、平和への希求が強まっていく。決して分かりえない苦しみを踏まえて、接近はしても役になりきらないことを意識したという主演の菊池日菜子の覚悟も見える。(中井圭/映画解説者)
1945 年、長崎。看護学生の田中スミ、大野アツ子、岩永ミサヲの 3 人は、空襲による休校を機に帰郷し、家族や友人との平穏な時間を過ごしていた。しかし、8 月 9 日午前 11 時 2 分、原子爆弾が投下され、その日常は一瞬にして崩れ去る。街は廃墟と化し、彼女たちは未熟ながらも看護学生として負傷者の救護に奔走する。救える命よりも多くの命を葬らなければならないという非情な現実の中で、彼女たちは命の尊さ、そして生きる意味を問い続ける―。
7月25日(金)長崎先行公開 / 8月1日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか 全国公開
出演:
菊池日菜子
小野花梨 川床明日香
水崎綾女 渡辺大 田中偉登
呉城久美 坂ノ上茜 田畑志真 松尾百華 KAKAZU
加藤雅也 有森也実 萩原聖人 利重剛 / 池田秀一 山下フジヱ
南果歩 美輪明宏(語り)
原案:「閃光の影で―原爆被爆者救護 赤十字看護婦の手記―」(日本赤十字社長崎県支部)
監督:松本准平
脚本:松本准平 保木本佳子
主題歌:「クスノキ ―閃光の影で―」(アミューズ/Polydor Records)
作詞・作曲:福山雅治 編曲:福山雅治/井上鑑 歌唱:スミ(菊池日菜子)/アツ子(小野花梨)/ミサヲ(川床明日香)
制作プロダクション:SKY CASTLE FILM ふればり
配給:アークエンタテインメント
©2025「長崎―閃光の影で―」製作委員会
後援:長崎県 長崎市 公益財団法人 長崎平和推進協会
▼参考URL
https://nagasaki-senkou-movie.jp/
<8月8日>
映画『ジュラシック・ワールド/復活の大地』

ゴジラからスター・ウォーズまで手がけてきたド派手な娯楽大作の申し子、ギャレス・エドワーズ監督が撮った本作。陸海空というフィールド設定を活かした恐竜の脅威をケレン味たっぷり、存分に見せる。興味深いのは本作の設定で、人間たちの自分勝手な振る舞いによって地球環境が悪化した結果、恐竜たちが生存できるエリアが限定されるという皮肉。通底した「どこまでも人間は愚かである」というメッセージがド派手な華やかさの裏に響く。(中井圭/映画解説者)
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』から5年。かつて世界中に放たれた恐竜たちは、気候や環境に耐えられず数を減らし、今は赤道直下の限られた地域にだけ生息していた。秘密工作の専門家ゾーラ・ベネット(スカーレット・ヨハンソン)は、製薬会社の代表マーティン・クレブス(ルパート・フレンド)から、ある危険な任務を引き受ける。それは、人類を救う新薬を開発するため、陸・海・空の3大恐竜のDNAを採取するというものだった。チームとして集められたのは、ゾーラが最も信頼する傭兵ダンカン・キンケイド(マハーシャラ・アリ)と古生物学者ヘンリー・ルーミス博士(ジョナサン・ベイリー)。チーム一行は、かつてジュラシック・パークの極秘研究が行われていた“禁断の島”へとたどり着く。そこは陸・海・空のどこから恐竜が襲ってくるかわからない、地球上で最も危険な場所だった。そして彼らは、世界から長年のあいだ隠されてきた、衝撃的な秘密とも直面することになる──
8月8日(金) 全国ロードショー!
スカーレット・ヨハンソン、マハーシャラ・アリ、ジョナサン・ベイリー、ルパート・フレンド、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、ルナ・ブレイズ、デヴィッド・ヤーコノ、オードリナ・ミランダ、 フィリッピーヌ・ヴェルジュ、 ベシル・シルヴァン、 エド・スクライン
監督:ギャレス・エドワーズ
脚本:デヴィッド・コープ
キャラクター原案:マイケル・クライトン
製作:フランク・マーシャル、パトリック・クローリー
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ、デニス・L・スチュワート
日本語吹替版キャスト:松本若菜、岩田剛典、吉川愛、楠大典、小野大輔、高山みなみ、大西健晴、玉木雅士、三上哲、水瀬いのり、小林千晃
配給:東宝東和
©2025 Universal Studios. All Rights Reserved.
▼参考URL
https://www.jurassicworld.jp/
<8月12日>
書籍『その〈男らしさ〉はどこからきたの? 広告で読み解く「デキる男」の現在地』

2024年10月に東京で開催した展示『その「男らしさ」はどこからきたの?』は、広告の変遷を通して、現代に浸透している「男らしさ」が社会でどのように形成されてきたのかを振り返る展示として、とても興味深かった。展示を企画した写真・ジェンダー表象研究者の小林美香氏が、展示内容を踏まえた書籍を発売する。本著は、社会で固定化した男性像を解体するきっかけとなるに違いない。(前田昌輝)
栄養ドリンク、缶コーヒー、スーツ、下着、メンズ美容、ホスト看板、選挙ポスター……
「24時間戦えますか」から「おじさんの詰め合わせ」まで、CM・ポスターに刷り込まれた“理想の男性”の虚像を暴く!
缶コーヒー広告のスーツ姿と背景の高層ビル群、「出世」や「モテ」と結びつけられるヒゲ脱毛、決まって命令口調で真正面から睨みつける本田圭佑――
その〈男らしさ〉のイメージはどこからやってきて、男性のみならず見る者の価値観に影響を与えてきたのか。
これまで「なかったこと」にされてきた男性表象の問題点を炙り出すとともに、
最終章では教育・医療に携わる3人の専門家と「これからの男性性」を語り合う。
著者:小林美香
価格:990円(税込)
レーベル:朝日新書
出版社:朝日新聞出版
▼参考URL
https://www.amazon.co.jp/dp/4022953322
▼展示『その「男らしさ」はどこからきたの?』に訪問した許豊凡さんの記事もチェック
<8月22日>
映画『バレリーナ:The World of John Wick』

偉大なるジョン・ウィック先輩の影をちらつかせながら、後輩のアナ・デ・アルマスが本作で魅せるアクションは、きちんと『ジョン・ウィック』味。アクションのサイズを補う使用火器のバリエーションとやり過ぎ感で、観たいものを観る快楽がある。(中井圭/映画解説者)
孤児を集めて暗殺者とバレリーナを養成するロシア系犯罪組織:ルスカ・ロマ。裏社会に轟く伝説の殺し屋:ジョン・ウィックを生み出した組織で殺しのテクニックを磨いたイヴは、幼い頃に殺された父親の復讐に立ち上がる。しかし、裏社会の掟を破った彼女の前に、あの伝説の殺し屋が現れる...
8月22日(金)全国公開
監督:レン・ワイズマン『ダイ・ハード 4.0』 製作:チャド・スタエルスキ『ジョン・ウィック』シリーズ
出演:アナ・デ・アルマス ノーマン・リーダス アンジェリカ・ヒューストン ガブリエル・バーン イアン・マクシェーン キアヌ・リーブスほか
提供:木下グループ 配給:キノフィルムズ 2025/アメリカ/原題:From the World of John Wick: Ballerina
®, TM & © 2025 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
▼参考URL
https://ballerina-jwmovie.jp/
<8月25日〜9月2日>
イベント『魔改造の夜 THE MUSEUM』

「トースター高跳び」や「脚立25m走」など、既存の製品を改造し、奇想天外なお題で競う話題のテレビ番組『魔改造の夜』がイベントを開催。本イベントでは、過去に番組に登場したマシン(モンスター)が展示されているだけでなく、実演・解説も間近で見ることができる。エンジニアたちの発想に熱狂し、ものづくりの面白さを存分に味わうことができるだろう。(前田昌輝)
開館時間:10:00~18:00
※開幕日8月25日(月)は、11時30分開館となります。
※閉幕日9月2日(火)は、16時00分閉館となります。
※8月29日(金)~31日(日)は、19時30分まで夜間延長いたします。
※入場は閉館の30分前までになります。
※開館時間等は変更になる場合がございます。
会場:ベルサール秋葉原
〒101-0021東京都千代田区外神田3-12-8住友不動産秋葉原ビルB1・1F・2F
主催:魔改造の夜 THE MUSEUM 実行委員会
後援:文部科学省、日本技術士会、産業技術総合研究所、全国高等専門学校連合会、日本機械工業連合会
協賛:沖電気工業、コンチネンタル・オートモーティブ、島津製作所、スズキ、SOLIZE、TDK、東レ、日置電機、本田技研工業、マブチモーター、村田製作所、ヤマハ発動機 (敬称略・五十音順)
サポート協賛:オースズ、オーレック、三陽製作所、ソニー、ニットー、浜野製作所 (敬称略・五十音順)
協力:秋葉原電気街振興会、イワヤ
企画・制作:NHK グローバルメディアサービス、テレビマンユニオン
運営協力:サンライズプロモーション東京
NHKの人気番組『魔改造の夜』の新作「シャボン玉ロープ シャボン玉伸ばし走」が、2025年8月8日(金)19時30分より総合テレビで放送されます。
▼参考URL
https://www.makaizo.net/
<8月29日>
映画『愛はステロイド』

愛は、理知的な判断を狂わせ、状況を極大化させる、まさにステロイド。エッジの立った作品選定が光るクリステン・スチュワート主演の本作。誰にも予想できない途方もない超ステロイド展開に、映画の微笑みを隠しきれない。邦題の付け方にエッセンスが込められている。(中井圭/映画解説者)
1989 年。トレーニングジムで働くルーは、自分の夢をかなえるためにラスベガスに向かう野心家のボディビルダー、ジャッキーに夢中に
なる。しかし、町で警察をも牛耳る凶悪な犯罪を繰り返す父や夫から DV を受け続ける姉を家族に持つルーの身の上によって、ふ
たりの愛は暴力を引き起こし、ルーの家族の犯罪網に引きずりこまれることになる。
2025年8月29日(金)全国ロードショー
監督&脚本:ローズ・グラス(『セイント・モード/狂信』)
共同脚本:ヴェロニカ・トフィウスカキャスト
出演:クリステン・スチュワート(『スペンサーダイアナの決意』)、ケイティ・オブライアン(『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニン
グ』)、エド・ハリス(『トップガンマーヴェリック』)、ジェナ・マローン(『メッセンジャー』)
配給:ハピネットファントム・スタジオ
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