(C)2025『片思い世界』製作委員会
あしたメディア編集部がピックアップした、直近で公開予定の注目作品や開催予定のイベント情報をお届けするカルチャーカレンダー。今回は4月1日〜4月14日までのイベントについてお届けいたします。
<イベント情報>
<3月22日〜4月20日>
展示『石川直樹写真展「With the Whole Earth Below」』
2024年に8000m峰14座を踏破した石川直樹さんの軌跡を辿る写真展。14座登頂は日本人で2人目という快挙を成し遂げた彼が、追い求めた山嶺の様子が写真となって立ち現る。青山でぜひ、ヒマラヤを感じてみては。(conomi matsuura)
石川直樹 写真展「With the Whole Earth Below」
The North Faceは、写真家であり、ブランドの契約アスリートでもある石川直樹の14座登頂達成を記念して、写真展「With the Whole Earth Below」を開催します。14座すべての山頂にカメラを携え捉えてきた8,000m峰の世界、そして石川直樹の長年にわたるヒマラヤでの足跡をぜひご堪能ください。
会期 :2025年3月22日(土)〜2025年4月20日(日) 11:00-19:00
※最終日の4月20日(日)は15:00閉場
場所 :Goldwin東京本社(東京都港区北青山3-5-6青朋ビル 1Fホール)
入場料:無料
▼参考URL
https://www.goldwin.co.jp/tnf/events/detail/?pi3=37137&pi=37136&
<3月29日〜5月25日>
展示『パウル・クレー展 創造をめぐる星座』
国内3か所を巡る今回の展示。パウル・クレーの作品にとどまらず、彼と同時代を生きた作家の作品を展示することで、彼の作品をより体系的に深く読み解くことができる。事実を知るときは、さまざまな角度で見ることが大切であるように、彼の生きた時代の座標を読み解くことで、彼の作品が星となって浮かび上がるのかもしれない。(conomi matsuura)
パウル・クレー 20世紀美術に燦然と輝くスターたちとの共演!
会期 :2025年3月29日(土)〜5月25日(日)
休館日 :月曜日
※5月5日[月・祝] は開館、5月7日[水]は休館
開館時間:午前10時〜午後6時
※入場は閉館30分前まで
会場 :兵庫県立美術館 3階 企画展示室1, 2, 3
▼参考URL
https://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_2503/
<4月4日>
映画『片思い世界』
この世界をもっと観たい。何故この不思議なタイトルなのか考えていたが、作品構造によって明らかになるのが坂元裕二的。広瀬すず×杉咲花×清原果耶の座組がトゥマッチにならないかの懸念も、作品構造と世界観により絶妙にバランスが取られている。(中井圭/映画解説者)
現代の東京の片隅。古い一軒家で一緒に暮らす、美咲(広瀬すず)、優花(杉咲花)、さくら(清原果耶)。仕事、学校、バイト、それぞれ毎日出かけて行って、帰ったら3人一緒に晩ごはん。リビングでおしゃべりして、同じ寝室で寝て、朝になったら一緒に歯磨き。お互いを思い合いながら穏やかに過ごす、楽しく気ままな3人だけの日々。だけど美咲には、バスで見かけるだけの気になる人がいて、そのことに気がついた2人は...。
4月4 日(金)TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開
出演:広瀬すず 杉咲花 清原果耶/横浜流星/小野花梨 伊島空 moonriders 田口トモロヲ 西田尚美
脚本:坂元裕二
監督:土井裕泰
配給:東京テアトル、リトルモア
(C)2025『片思い世界』製作委員会
▼参考URL
https://kataomoisekai.jp/
<4月7日>
書籍『落雷と祝福「好き」に生かされる短歌とエッセイ』
あしたメディアでもインタビューをおこなった歌人・岡本真帆さんの待望エッセイ&新作短歌集が朝日新聞出版社より刊行される。2024年のインタビューで語ってくれたエッセイが書籍化し、彼女の新しい一面を感じられる一冊。つい手に取ってみたくなるようなカラフルな書影も印象的。(安井一輝)
【書籍内容】
歌人・岡本真帆が愛する様々なものをテーマに、短歌とエッセイをつづる。
「PUIPUIモルカー」/「シン・ゴジラ」/『チェンソーマン』/『ハチミツとクローバー』/『女の園の星』/「RRR」/グミ(お菓子)/花を買うこと/「THE FIRST SLAM DUNK」/犬/『スキップとローファー』/ぬいぐるみ/『ゴールデンカムイ』/『ちいかわ(なんか小さくてかわいいやつ)』/酒/短歌/スピッツ/『A子さんの恋人』
全18題。
本著だけの特別書下ろし、「"好き"で短歌を作るには?」も収録!
【書籍概要】
著者: 岡本真帆
予価:1,870円(本体1,700円)
出版社:朝日新聞社出版社
▼参考URL
https://www.instagram.com/p/DGzUNfvS9K_/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
<4月11日>
映画『シンシン/SING SING』
個人的に裏アカデミー賞の感動。演じる芸術が突きつける人生の本質に、刑務所に収監された人々が対峙する。現実は容易に我々を裏切り、怒りは身を焼き尽くす。しかし虚構である演技がなぜ我々の心を打つのかを、多くが素人である彼らが、静かに紐解いてみせる。(中井圭/映画解説者)
NY、<シンシン刑務所>。無実の罪で収監された男ディヴァイン G は、刑務所内の収監者更生プログラムである<舞台演劇>グループに所属し、仲間たちと日々演劇に取り組むことで僅かながらに生きる希望を見出していた。そんなある日、刑務所いちの悪党として恐れられている男クラレンス・マクリン、通称 ディヴァイン・アイが演劇グループに参加することになる。そして次に控える新たな演目に向けての準備が始まるが 。
4月11日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開
監督:グレッグ・クウェダー
出演:コールマン・ドミンゴ、クラレンス・マクリン、ショーン・サン・ホセ、ポール・レイシー
原題:SING SING | 2023年 | アメリカ | カラー | ビスタ | 5.1ch | 107分 |
字幕翻訳:風間綾平
配給:ギャガ
© 2023 DIVINE FILM, LLC. All rights reserved.
▼参考URL
https://gaga.ne.jp/singsing/
<4月12日>
展示『世田谷文学館 開館30周年記念 士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~』
「攻殻機動隊」をはじめ、世界中のファンを魅了するSF漫画作家:士郎正宗氏。デビュー作品の「アップルシード」が発表されたのは1985年。デビュー40年を迎える2025年、開館30周年を迎える世田谷文学館で「士郎正宗の世界展」が開催される。士郎の作品を通じて、頭の中までも垣間見ることができる貴重な機会だ。(おのれい)
世田谷文学館 開館30周年記念 士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~
会期 :2025年4月12日(土)〜8月17日(日)
会場 :世田谷文学館(東京都世田谷区南烏山1-10-10)
時間 :10:00~18:00(展覧会入場、ミュージアムショップは17:30まで)
休館日:毎週月曜日および5月7日、7月22日、8月12日。
※ただし5月5日、7月21日、8月11日は開館
観覧料:一般1,500(1,200)円/65歳以上・大学・高校生900(720)円/小・中学生450(360)円/障害者手帳をお持ちの方750(600)円(但、大学生以下は無料)
▼参考URL
https://www.shirow-masamune-ex.jp/
<4月15日>
展示『豊島区立 熊谷守一美術館 特別企画展 めぐる いのち 熊谷守一美術館40周年展』
明治~昭和の時代を生きた画家:熊谷守一。熊谷の旧居に建てられた「熊谷守一美術館」で開催される特別展では、生命あるものを被写体として好んだ熊谷の作品を「めぐる いのち展」と題し、展示する。4歳の息子、陽(よう)がなくなった姿を描いた「陽の死んだ日」(1928)をはじめ、熊谷の見つめたいのちの形を見にいくのはいかがだろうか。(おのれい)
豊島区立 熊谷守一美術館 特別企画展 めぐる いのち 熊谷守一美術館40周年展
会期 :2025年4月15日(火)〜2025年6月29日(日)
会場 :豊島区立 熊谷守一美術館(東京都豊島区千早2丁目27-6)
時間 :10:30~5:30(最終入館/閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日(祝日問わず)
観覧料:一般700円(15人以上団体630円)、高・大学生300円、小・中学生100円、小学生未満無料
※障害者等手帳ご提示の方は100円(介助の方1名無料)
※豊島区在勤・在住の証明をご提示の一般の方は600円でご覧いただけます